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織姫がやって来た。鉢玄が仮面化してから独自に創り上げた術を壊さずにすり抜けて侵入した。人間で鉢玄と同じ結界能力を持つなんて信じ難い話ではあるが。

織姫が帰った後、引き続き修行をしようとすると強い霊圧を感じた。破面だ。破面の霊圧を感じた黒崎が破面の元へ向かおうとする。まだ力は完全に使い切れていないっていうのに。


「……行かしたれ」


平子の言葉に黒崎は走り出した。「おい!何考えてんだよ!真子!!」と怒鳴る拳西に何も言い返さず、Aの方へ見向く。


「A。オマエ、マジカラまり……?」
「マジミラまりりんな」
「それ。買ってやるから一護の後追え」


それを聞いてAはニンマリと笑みを浮かべた。


▼▽▼


黒崎とグリムジョーが戦っている。Aは遠くの空から眺めていた。平子からは追えとしか言われていない。手を貸す理由はなかった。


「虚化が少し出来たぐらいで強くなったって思うなんて馬鹿な奴」


虚化も解けてボロボロの黒崎は実に滑稽だった。はっ、と鼻で笑っていると黒崎たちの元にルキアが助けに入った。然し、一人増えたところでグリムジョーには勝てない。ルキアの攻撃を破ってグリムジョーがルキアに虚閃を撃とうとするが、無発となる。否、撃てなかった。


「助けてあげようか、黒崎くーん」


グリムジョーの首元に刀が突きつけられていた。殺気。恐怖。避けろ、とグリムジョーの本能が叫ぶ。
グリムジョーはAの刀を弾き飛ばして距離を取る。


「……何だてめぇ。こいつらの仲間か?」
「仲間?うーん……仲間ってより可愛い後輩?てか、今関係ある?」
「ねぇな。てめぇが誰だろうが……てめぇを殺すには関わり無えことだ!!」


凄まじいグリムジョーの攻撃が繰り返される。川の流れのように刀で攻撃を躱していくAにグリムジョーが「それで躱したつもりかあァ!?」と更に追撃ちをした。


「やっぱり前の奴より強いなぁ」


ま、ジジイよりは弱いけどさ。
Aが仮面を付けると霊圧が膨れ上がった。Aの仮面に「やっぱりあいつらの仲間かよ!」とグリムジョーが叫ぶと同時にAが虚閃が撃つ。脊髄反射だ。グリムジョーは自身の虚閃をぶつけてダメージを削った。それでも身体はボロボロだ。


「どする?まだ殺る?」
「くそが……っ!」


__斬れ


「任務完了だ。戻るぞ」


グリムジョーが斬魄刀を解放する前にウルキオラと呼ばれる破面に止められその場から消えた。

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設定タグ:BLEACH , 朽木白哉 , 浦原喜助   
作品ジャンル:アニメ
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にゃんごろ - めちゃめちゃおもしろいです!!続き待ってます!! (2023年1月8日 10時) (レス) @page35 id: cd4183e0a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミワ | 作成日時:2022年11月30日 2時

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