叛逆者 ページ11
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朽木ルキアの処刑が行われる直前、黒崎の手によって燬鷇王が止められる。それと同時に浮竹たちが双極を破壊した。黒崎に助けられたルキアは阿散井の所まで投げ捨てられては阿散井と共に逃げ出し、黒崎は白哉と対峙した。場は混沌化する。
「あっはっはっ!旅禍如きに護廷十三隊がこんな振り回されるなんて傑作じゃん!」
そんな中、ケタケタとAは腹を抱えて笑う。その場にいた視線がAへ向く。
「帰ってきたかA」
「お久しぶりですね、総隊長殿」
Aは被っていたフードを外した。
「元気そうで何より」
「お主もな。……しかし、A。帰って来て早々お主らはしてはならない事をしたのをわかっておるか?」
元柳斎の深く重い畏怖を感じ、浮竹、京楽、伊勢、Aたちの4名がその場から離れた。
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息苦しさだけを感じさせる霊圧の中、浮竹、京楽、Aが元柳斎と対峙していた。元柳斎から教えを乞いてた浮竹、京楽だけならまだしも元柳斎の霊圧にAも立っている。
「Aちゃん大丈夫?」
元柳斎の霊圧に耐えきれなった伊勢を遠くに運んだ後、京楽は訊くと「何が?」とAは何食わぬ顔だ。京楽は小さく笑うばかり。
元柳斎が斬魄刀を抜く。忽ち辺りが火の海に包まれる。始解だけでこの霊圧量。浮竹と京楽は冷や汗を流す。
「……ふふ、はは!いいねぇいいねぇ!!久しぶりの強者との戦いはクソテンション上がるっ!!!」
だが、A一人だけ違った。肌で感じる元柳斎の霊圧に狂気的に笑みを浮かべる。そんなAに二人は落ち着きを取り戻したのか。小さく息を吐き出して呼吸を整えた。
「いくかァ浮竹」
「……あぁ」
___ 波悉く我が盾となれ 雷悉く我が刃となれ『双魚理』
___ 花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う『花天狂骨』
二人は斬魄刀を始解する。尸魂界全土でただ二つのみの二刀一対の斬魄刀。実に壮観であった。
___踊れ『白虎』
そしてAも斬魄刀を始解する。身の丈に合わない白と黒の大太刀へ。
「……変わっとらんのう昔と」
「……そいつはどうも」
「……覚悟は良いかの」
「何時でも」
「どうぞご勝手に」
四者立ち合い、そして動き出した途端大きな霊圧がぶつかり合い始めたのだ。
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にゃんごろ - めちゃめちゃおもしろいです!!続き待ってます!! (2023年1月8日 10時) (レス) @page35 id: cd4183e0a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミワ | 作成日時:2022年11月30日 2時