転生したけど､崖っぷちからのスタートってあんまりだろ！！ (ページ16)

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第１４夜逃亡ページ16

ニルside

シエル｢行けー！！走れー！！！｣
ニル｢ちょっと､静かにしてくんない！！？｣

一応､これ感覚的には夜逃げと同じだからね！！
現在の状況を分かりやすく説明すると.......

馬に乗って､ムスタシム逃亡中です←

意外にも追手とか､来なくて安心
このまま､何事もなく､レームまで行けたらいいんだけど

シエル｢ぎゃああああ｣

落ちる！落ちる！！と言いながら､人のマフラーを引っ張る姫さん

ニル｢やめて！！こっちが死ぬ！！｣

※とりあえず､一旦止まって体勢整えました

〜半日後〜

シエル｢ねぇ〜お腹空いた〜｣
ニル｢まだ､ムスタシム出れてないから我慢して欲しいんだけど｣
シエル｢から○げクン食べたい〜｣
ニル｢この世界に存在しないもの言わないで！｣

私も食べたい｡ロー○ン行きたい！！←

ニル｢これでも食べて､静かにしてて｣

そう言って､カバンの中からパンを取り出して渡す

シエル｢硬ッ！！｣
ニル｢長持ちするパンは硬いんだよ｡知らんけど｣

乾パンとか硬いじゃん｡
あれ？でも､乾パンって､パンなのかな
パンってついてるけど､お菓子みたいな味だよね

どうでもいいけど､中に入ってる金平糖上手いんだよな｡あれ

シエル｢ねーまだー｣
ニル｢振り落とすぞ｡バカエル｣

○○エルってやると､天使の名前みたいだな

シエル｢レーム行って､どうやって生活すんの？｣
ニル｢え？剣闘士だけど｣
シエル｢僕も？｣
ニル｢流石に無理だし､できないでしょ｣

そう言うと､舌打ちする姫様
実際にそうでしょうが
そもそも､剣持てないでしょ

ニル｢姫様は引き続き体力作りだね｣
シエル｢何そのリハビリみたいなの｣
ニル｢似たようなもんだよ｣

王宮に引きこもってて､全く体力ないもんコイツ
どうにかしないと､この世界ではかなりキツい

ニル｢護身術ぐらいは覚えてもらわないと｣
シエル｢できるかなぁ.......｣
ニル｢最悪､大声を出す練習してくれ｣
シエル｢？｣
ニル｢助けを呼ぶ防犯ブザー代わり｣

この世界に防犯ブザーあったら､絶対に姫さんに持たせるわ