誰がチートにしろって言った！！続編できちゃったよ！おい！！

第５２話 シリアスが続いてるのめんどい ページ6

東雲side

佐藤｢ごめんなさい｣

愛が藤壺に頭を下げる

佐藤｢謝って済むような問題じゃないことは､分かってる.....でも､謝らなきゃいけないと思ったから｣
藤壺｢.......｣

下を向く藤壺は
ただでさえ､お面を被っていて分からない表情が
余計に分からない

藤壺｢.......お前が謝ることか？
何も知らないのに､因縁つけられて､殺されて....
もっと､怒れよ......！！｣
佐藤｢私に怒る権利はないと思う｣
藤壺｢俺がお前を憎んだように､お前も俺を憎めばいいだろ！！｣
佐藤｢憎まない｣

刀を取り出し､愛に突きつける

藤壺｢殺したいと思わないのか！！？｣
佐藤｢思わない｡貴方はただ.......｣

首に据えられた刀を掴み､藤壺を真っ直ぐと見る愛

佐藤｢怒りの矛先をどこに向ければいいか､分からなくて､暴れているだけだろ！
怨みの履き口が分からないんだろ！！｣
藤壺｢.......俺はお前を殺す｣
佐藤｢それ以外で､解決する方法が思い浮かばないだけだろ.....｣

殺し合うことでしか､解決できない
殺らなきゃいけない

藤壺の周りに炎が上がる
戦わなきゃいけない

佐藤｢蛍ちゃん｡巻き込んでごめんね｣
東雲｢気にすんな馬鹿｡もう慣れた｣

一斉に走って､藤壺の後ろにまわる
愛は藤壺の前に.......

東雲｢愛！！｣
佐藤｢了解！！｣

できるかどうか分からないけど
これができれば､この殺し合いも終わるはず

『黒閃！！！』

できた！でも､これだけでは終わらない

『天逆鉾』

愛が藤壺の体に天逆鉾を刺す
発動中の術式を強制解除させる特級呪具･天逆鉾
これで､あのチート級な術式も扱えない

佐藤｢諦めろよ｡もう勝ち目はない｣

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