誰がチートにしろって言った！！続編できちゃったよ！おい！！

第８５話 八尺様って怖くね？ ページ41

東雲side

愛がうるさいから､やって来ました！
大分県宇佐市！！

東雲｢宇佐市出身の人には悪いけど､何もねぇな｣
佐藤｢大分県自体そもそも､あんまり見るものないと思うよ｡強いて言うなら温泉ぐらい｣

さっきから､めっちゃ大分に対して､失礼ですんません｡でも､ほんとに何もないな.....

東雲｢前世だったら､楽しめてただろうけど｣

前世は田舎出身だったから､違う県の車のナンバープレートを見るだけで楽しかったけど.....
今は任務で色んな所行ってるからなあ

佐藤｢温泉ぐらいじゃ､やっぱり楽しくない？｣
東雲｢かなり退屈｣
佐藤｢お墓参り行っちゃダメ？｣
東雲｢呪術廻戦の世界にはないでしょ｣
佐藤｢！！｣

気づくの遅くね？

佐藤｢散歩でもする？｣
東雲｢1人でしろよ｣
佐藤｢へーい｣

｢蛍ちゃんのばーか｣とかいう捨て台詞を残して去っていった愛｡
いや､お前の方が馬鹿だろ

東雲｢青い空と大分の車のナンバープレート.....｣

それくらいしか､珍しいものがない｡
暇すぎる｡あの馬鹿は多分､迷子になるだろうから
結局､探すの俺なんだぞ｡
散歩なんか行かすんじゃなかった

？｢ねぇ､そこのお兄さん｣
東雲｢？はい｡なんですか？｣

白い帽子を被った女性に声をかけられた｡
帽子を深く被っていて､顔は見えない

？｢私､これから家に帰らなきゃなんだけど
道に迷ってしまって.......｣

白いワンピースが風に揺れる｡
絶対､この人美形だろ

東雲｢すみません｡僕は旅行でここに来たので､ここら辺の地形は知らないんです｣
？｢そうですか｡お手数かけてごめんなさい｣

白い帽子と白いワンピースで
一瞬､八尺様かと思ったけど.......
そのわりには背が低い

東雲｢(普通の"呪霊"か)｣

あんまり強そうにも思えないし
1人で倒せるよね

？｢辛くはないの？こんな世界で｣
東雲｢！どういう意味ですか？｣
？｢貴方の帰る場所は､この世界にはない｡
元の世界に帰りたいと思わないの？｣
東雲｢どういう意味だよ｡それ｣ｼﾞｬﾗ

鎖で呪霊を拘束する｡
もしかして､同じ転生者かよ

有為｢私は有為｡
有無の"有"に"為"と書いて､有為(うい)｡
この世界が嫌になったら
いつでも､呼んで｡私は貴方の味方だから｣
東雲｢呪霊にそんな事言われて､信用する馬鹿がどこにいる！？｣
有為｢.......そう｡じゃあ､いつか呼んでね｣

そう言って姿を消した呪霊｡
なんなんだよ｡一体.......

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