【黒バス】俺とさつきの幼馴染はイタズラ好きでスゲぇ困る。【幼少〜小学生編】

過去編　第十七話 ページ18

「ねぇ、征くん。」








「何だ？」









「お父さんとお母さんは？さっきお屋敷の時も見てないから。」








「父は仕事で忙しくてね………………母は、病気で入院中だよ。」









「えっ、何かごめん？」←









「いや、気にしなくて良いよ。
それよりも何か聞きたいことが有るんじゃ無いのか？」








「そうそう！征くんってすっごいお金持ちなんだね！！
それに運動も出来て勉強も出来て楽器とか…何でも出来て！皆欲しいもの全部持ってるよね！！」








「…全部、か………持ってないよ。」









「？」








「持っていない。」









そう言ってどこか悲しそうな目をする征くん。









その時の私は幼いが故に気付かなかった。









「うーん……？あぁ！！確かに征くんには子供らしさが無いよね！←
後、全然笑ってくれない。ね？もっと笑ってもっと遊んでさ！！
私で良かったらいくらでも相手になるよ！！」






車の中で無駄にテンションが高い私。








そりゃそうだよ！
こんなに高そうな車に乗ってるんだよ！？←








「ﾊﾊｯ、そうだね。俺も沢山外で遊ぶようにするよ。」









「(笑った〜！！)うん！そうした方がいいよ！
家にずっといたら『引きこもり』って奴みたいだからさ！！((ﾆｺｯ」







「ひ、引きこもりかい？((苦笑」









「うん。」









「…引きこもりは嫌だね;;
そうならないよう気を付けるよ。」









なんて会話をしてたら奥の方に青色が見える。









見慣れた青色。









幼馴染みの色。









「征くん！！私、ここまでで良いよ！」









「？良いのか？」









「うん！！あの青いのが私の幼馴染みだから！！」









「…………………そうか。」









「ありがとうね征くん！！またね！！バイバーイ！！！」









「また……………な。」

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