マフィア松〜貴方は六人の兄たちに愛される〜

兄たちが貴方を好きになった理由 ページ7

おそ松編 中学の頃

おそ松「痛ってぇ...」

モブ「俺の連れが世話になったなぁ？この落とし前どう付けてもらおうかねぇ？」

おそ松「そっちから突っかかってきたんだろ？」
はぁ。喧嘩できねぇなぁ。Aいないから制御できないし……殺しちゃうかもしんねーからな。

A「こんにちはー！うちの長男がお世話になってまーす。」

モブ「っな！誰だお前！表には俺の仲間に見張らせてたはz...」

A「あぁ。これのこと？」

モブ「っ！」

(さすが俺の妹...表に30人くらいいたはずなのにもうゴミの山かよ...しかも物音ひとつさせずに...)

モブ「てめぇぇ！！」

A「はぁ...ダルいなぁ...」

バキッ！


一蹴りか。

おそ松「お兄ちゃんのこと助けに来てくれたの？嬉しいなー♡」

A「おそ松兄さんいなくなったら七つ子じゃないもん。帰ろう？おそ松兄さん。」


おそ松「おう！」


おそ松「あ、帰りに兄ちゃんがアイス買ってやるよ。」

A「わぁいおそ松兄さん大好きぃ♡」

おそ松「兄ちゃんもAのこと大好きw」

A「あはは。じゃあ両思いだw」

おそ松「…そう、だな。」

A「どうしたの？」

おそ松「いや！なんでもない！早く駄菓子屋行こうぜ！」

A「うん！」






多分、俺の好きは、Aの好きとは全然違う。

Aの前だと本当に余裕が無い。

いつボロが出るか分からない。

そのためにいつも何かあった時のために笑って誤魔化せるようにして、ふざけなきゃAの前にいられない……。


そうしなきゃAに俺の本当の気持ちがバレちまうからなぁ。

本当は、俺に依存させて離れられなくしたい。Aと男を話させたくない。
Aの近くにいたい。抱き締めたい。手を繋ぎたい。あの綺麗な髪に指を通したい。あの細い腰に手を置きたい。


あーあ。こんなんじゃ、兄ちゃん失格だなぁ。

こんなこと知ったら、Aはなんて言うだろう？

「気持ち悪い」？「近寄るな」？「嫌い」？


いっその事、盛大に振ってくれた方が楽だな……。

腫れ物のようにただ何も言わず避けられるのが1番怖い。



俺はいつも笑ってて、兄弟の中で一番ヘラヘラしてるけど、実は1番怖がりで臆病なのかも。









愛してるよA……。めちゃくちゃにしてやりたいくらい

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