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兄たちが貴方を好きになった理由 ページ11

十四松編 中学

十四松「グスッ……」

僕はいじめられている。

殴られたり蹴られたり物壊されたり物に落書きされたり...

いじめられてもやり返したら殺しちゃうし...
どうしたらいいんだろう……




A「十四松兄さん?どうしたの?」


十四松「なんでもないよー!(ゴシゴシ)兄さん達はー?」
(Aにこんな姿見せられない...)

A「ちょっと遅くなるってさ。先に帰っちゃおうよ。」

十四松「うん。」

──帰り道──

A「ところで十四松兄さん。」

十四松「なに?」

A「なんで泣いてたの?」

十四松「泣いてなんかないよー?」

A「.....私に話してくれないの?」


十四松「え?」

A「今まで言い出せなくてごめんね…いじめられてるでしょ?十四松兄さん物無くしたり、壊したりして帰ってきてるから…」

十四松「あはっ。やっぱAには隠せないな。...僕ね?他の人とは違うって言われていじめられるんだよね。」

A「十四松兄さんはおかしくなんかないよ!?」

十四松「悪いのは僕なんだ。だから全部僕が我慢すればいいんだよ。」
そうだよ。仕方ないんだよ。僕が全部悪いんだ。


A「十四松兄さんはおかしくなんかない。いじめる方がおかしいんだよ。
十四松兄さんはとっても優しいし、やり返さないし。そんな十四松兄さんはすごいよ。」

十四松「Aは僕のこと嫌いにならないの?いつも笑っててヘラヘラしてて。僕のそばにいたら嫌われちゃうよ?」

A「十四松兄さんのこと嫌いになんかなるわけないじゃん。私は誰に嫌われれたって十四松兄さんのそばにいたいの。」

十四松「そっかぁ!僕、笑うよ!」

A「うん!」


Aは本当に優しいなぁ……。

Aに近づくような男の子はいなくなればいいのに。

そうしたらAは僕だけのものになるよね?

あはっ。そっか!近づいてくる奴らを消せばいいのかな?

だぁい好きだよA。
Aさえいれば僕はもう何もいらない。



A「……さんっ!十四松兄さん!」

十四松「あ、ごめんね。ちょっと考え事してた…。」

A「ならいいんだけど……」





ダメだ。こんなこと考えちゃ。

いつからなんだろう?こんな事考えられるようになったのは……

でもAは僕の事、優しいって、言ってくれた。

これからはAの言う通りに優しく、純粋な男の子でいなくちゃ…。






それから僕はダメな感情を押し殺して生活した

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猫シグ - こーゆー兄が欲しかった・・・私一人っ子なのよ・・・ (2019年7月17日 20時) (レス) id: 2553d8a9dd (このIDを非表示/違反報告)
スズメバチ(プロフ) - ありがとうございます(´;ω;`) (2019年7月10日 20時) (レス) id: e8374f5ec6 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きの一松ファン - 最高です! (2019年7月10日 15時) (レス) id: 2553d8a9dd (このIDを非表示/違反報告)
あかり - ていうか一松可愛い過ぎ (2019年7月9日 22時) (レス) id: c155807929 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - いちまつってからまつのことは兄さんって呼ばずにクソ松って呼んでるはずなのに兄さんって呼んでるから直しといたほうがいいよ (2019年7月9日 22時) (レス) id: c155807929 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スズメバチ | 作成日時:2018年8月25日 16時

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