【まふまふ】不審者系彼氏。【歌い手】 (ページ11)

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10話ページ11

『ただいまーー……』

当然いつもの「おかえり」という返事は返って来ない。
やっぱりそうだよなぁ、と寂しさを感じながらリビングの扉をゆっくり開ける。

mf「うわぁ！！！」

『くぁwせdrftgyふじこlp！！！！！』

私のあまりの驚きっぷりに逆に驚いたのか、きょとんとした顔で私を見るまふくん。

『び、び、びっくりしたぁ…』

mf「こっちの方がびっくりした…びびりすぎ」

『…寂しかったよぉぉおおお』

まふくんのお腹にタックルして蛇のように(？)巻き付くと、優しく頭を撫でられる。

この感じが実は好きだったり。

mf「そんなに寂しかったの？」

『うん。。。』

mf「可愛いなぁ～！！！」

『あーもう甘えないわ～』

mf「えっえっやだやだ」

『うそだって！！』

私達は所謂バカップルというやつなのだろうか。10歳も歳離れてるのに。

『不審者さん、私の友達がまふくんのこと好きだって』

mf「そうなんだ…でも僕はA一途だから！」

『なに付き合いたてのカップルみたいなこといってんの。知ってるわそんなこと』

mf「ですよね〜」

なんかキャラ変わった？と言いたいのを抑え、まふくんから離れて晩ご飯の支度をし始める。

mf「何か手伝おうか？」

『じゃあ…今日寂しかったから甘やかしてもらおうかなぁ！』

mf「お任せあれ！」

この時言った「甘やかす」は、ご飯作るの手伝うとかそういうお手伝い系だったんだけど。

mf「好きだよ？」

何故か晩ご飯作りを強制的に中断され、バックハグされている。
そういう甘やかすじゃないんです！！まふくん！！

『あのー、、まふくん？』

mf「なーに」

『甘やかすってこういう事じゃなくて…お手伝いを。。。』

mf「今は僕が甘やかしたい気分なの！」

…こいつぁだめだ。今は甘やかされるとしよう。(？)