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花宮真 ページ2





彼とは2年になってからの前期の講義が一緒で仲良くなり告白をしてきてくれたが、その時のテンションで返事をしたのが間違いだった。


こんなこと彼の前では絶対に言えないが、元々好きではなかったのかもしれない。
一緒にいても胸が高鳴ることはなかったし、彼は私に対してずっと紳士的なのかヘタレだったのかキス以上のことをしてこようともせず物足りないと感じてしまった。


彼を嫉妬させようと、1年の時に仲良くしていた男友達と2人で遊びに行ったりもしたが、彼は文句を言おうとも嫉妬心を私にぶつけようともしない。

これ以上付き合っていくのも罪悪感を感じると思ったので申し訳ないが私から別れを告げた。



1つ、訂正しよう。


嫉妬させようとしたり悪戯をして罪悪感を感じてしまうから彼と別れたのではない。


他に、好きな人ができてしまったのだ。

目的は彼氏を嫉妬させることだった。しかし、何回もご飯を食べに行き、家へ遊びに行き、高校で何かしらあったらしい彼に絡んでくるチンピラを返り討ちにしている姿を見るうちに彼の良さに気づいてしまった。
もうお気づきであろう。1年の時に仲良くなった男友達。

そう、花宮真。



彼氏がいるという私に合わせて2人で会ってくれた彼も、彼氏がいるくせに2人で会っていた私も同じ、クズである。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 花宮真   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2023年5月19日 1時

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