検索窓
今日:3 hit、昨日:24 hit、合計:52,073 hit

ページ40





突然だった。




「僕に逆らう奴は親でも殺す」


『あか、し……』



赤司と赤司に反抗した紫原が1on1をする時、嫌な予感がした。
赤司が赤司でなくなるような、日常が壊れてしまうような。

そもそも、今まで赤司の言うことを聞いてきた紫原が彼に反抗した時点で気付けば良かったのだ。



_____「オレより弱い人の言うこと聞くのはやだなぁ」


_____「1on1。5本先取だ」


_____『二人ともやめなよ』


_____「どけ、A」




あの時必死に止めておけばこんな事にはならなかったのかもしれない。
いや、いずれはこうなる運命だったのかもしれない。



「やっぱ変わったっスよねぇ」



部活の休憩時間、手が空いて上の空な私の横に来た黄瀬は、周りの雰囲気を感じながらぼそっと呟いた。

何も言わない私を気にすることもなく彼は話を続ける。



「監督と赤司っちが方針変えてからっスよね。青峰っちも紫原っちも来なくなった」

『…黄瀬もそのうち、来なくなるの?』


「……最近、また聞こえるようになったんスよね、風の音。バスケ部に入る前、俺が全てに冷めていた頃に聞こえていた音」



それは、部活に参加しなくなるということではないのだろうか。
青峰、紫原に続いて黄瀬も来なくなるのか。

寂しくなるなぁ。




「ま、俺はAっちにも黒子っちにも会えるからちょくちょく参加するっスけどね!あれ、Aっち今寂しくなるとか思った?」


『………紫原に会ってくる』

「えっ、ちょ、Aっちぃぃぃ!!」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
368人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常高校   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - らてさん» とても素敵なコメントありがとうございます!他のメンバーのお話も考えております。ご期待に応えられるか分かりませんが頑張ります!ありがとうございます!! (2023年1月24日 7時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
らて(プロフ) - とっても面白いしドキドキしました。黄瀬くんも他の黒バスメンバーももっと大好きになりました。素敵な時間をありがとうございました!!!続編や他のメンバーのお話もぜひ見たいです、無理せず頑張ってください、応援してます! (2023年1月8日 0時) (レス) @page47 id: f9f6bd1b23 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかんさん» そんなこと言ってもらえるなんて嬉しいです( ¨̮ )ありがとうございます!!! (2022年6月24日 8時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 涼太大好き!!!私元々黄瀬君のこそ好きでしたけどこの作品読んでもっと好きになりました!頑張ってください! (2022年6月23日 21時) (レス) id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかんさん» わー!ありがとうございます!!涼太ぁぁ! (2022年6月22日 23時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年12月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。