大好きなんスもん【黄瀬涼太】

before:帝光中学校編 ページ37

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帝光中学1年生。


自分は運動したくないが、人が運動している姿は見たいという理由で無難に選んだバスケ部マネージャー。




「湖橙は選手の細かい動きによく気づくよな」

『そんなことないですよ、虹村先輩』




その一言で、さつきでいう情報収集力や分析能力に才能があったことと同じように、私は人の細かい動きを察知してアドバイスすることに才能があるということを知った。


例えば、あの人はここをもっとこうすると動きが良くなるだとか、あの人は周りをもっとよく見ると良いだとか。

そんな理由で一軍のマネージャーになることができ、そこで出会ったさつきや後のキセキの世代(黄瀬以外)、灰崎くん、冬頃には新たに一軍メンバーになった黒子とも仲良くなった。






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帝光中学2年生。



学年が上がると、黒子は正式にベンチ入りを果たし、ユニフォームを手に入れた。

また、バスケ部に入ってから僅か2週間という驚異的な速度での昇格を果たした人物、黄瀬涼太が新たに一軍に上がってきた。


黒子が彼の教育係となり、マネージャーに何か聞きたいことがあったら私に聞けば良いということになった。
黒子が彼の主な教育係、私がサブポジション的な。

今考えると、周りの人達が私たちのことを応援しだしたのは、ここから始まっていたのかもしれない。




『よろしく、黄瀬くん』

「……よろしくっス」






これが黄瀬との出会い。

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