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「あれ?立ってみると意外に身長小さいんだね」

「違うところに成長いってるからかな」




人の気持ちも考えずケラケラと笑う二人に小さくため息を出した。

どこのセクハラおやじだよ。



どうやってこの人たちをあまり怒らせずに断ろうか、と頭を凝らして考える。





『ッ!!』

「い''ッ……!!?」

『……げ、』




後ろに立っていた一人の男の手がすっ、と腰に触れた時、気持ちが悪くて彼の腹に肘鉄砲を喰わせてしまった。



やっべ、つい………。


攻撃して痛がっているうちに逃げようと思い、咄嗟にもう一人の男の股間を思いきり蹴りあげる。




「ゔっ…つぅぅ…」

「……てんめェ…何しやがる!!」




肘鉄を喰らった男が私の首に手をかけた。
息ができないほど強く掴まれ、そのまま持ち上げられる。




「こっちが下手に出りゃ調子に乗りやがって!一回やってからじゃねぇと気がすまねェ!!」


『…っは…、せ……』




気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!


離せ。なんて言いたいが、途切れ途切れの声しか出ない。
掴まれている手を何とかして離そうと、叩いたり殴ったり腹に蹴りを入れたりして暴れるが、ビクともしない。




これは、やばい。








「ちょっと……うちのマネージャーに何やってるんスか」

「あァ!?」


「その手、離せよ」




ここで現れた救世主。
海常戦隊キチガイレンジャー・ヘンタイイエロー担当、黄瀬涼太。



……頭の中でこんなにボケれるんだったらまだ大丈夫だったわ。


肘鉄男が私をドサッと乱暴に落とし黄瀬に殴り掛かろうとした瞬間、小堀先輩と監視員の人が駆けつけて男は押さえつけられた。
股間蹴られ男は笠松先輩と早川先輩が上に乗っかって身動きが取れないように、森山先輩と中村先輩はもしもの時用に警察と救急車に電話をしていた。


警察と救急車は必要なかったので二人は急いで取り消しの電話をしたが、少し怒られていた。



結局、男二人は出禁となって強制的に帰らされた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常高校   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 文スト黒バス東リベ推しさん» コメントありがとうございます!13の続きで帝光中学校時代の話なので、赤司ですね。 (2022年6月29日 8時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
文スト黒バス東リベ推し - 14の黄瀬が赤司っちに言っておくからみたいな台詞あるけど赤司じゃなくて笠松とかじゃないですか? (2022年6月27日 17時) (レス) @page16 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年6月18日 20時

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