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「はいあーん」

『するかボケ』




わーん!と泣いている黄瀬は放っておいて、もぐもぐと食べ進んでいく。

あーんなんてしてもらわないよ。




『……美味しっ!』

「マジっスか!?良かったぁ」

『味見してないの?』

「お湯になってるかは味見したっス」

『それ味見じゃない。確認』




黄瀬の発言にヒヤッとさせられたが味に問題はなかったので無事完食した。

満腹になって眠くなってきた私は、今なら寝れると思い布団に入って寝ようとするが、やっぱり痛くて寝られなかった。
しかもずっと黄瀬が私を見ているので余計寝ずらい。




『……なに?』

「いや、他にやって欲しいことないかなって思って」


『うーん……あ、そこの引き出しの中に薬があるから持ってきて欲しいな』

「了解っス!!」




犬のように走っていって痛み止めの薬と水を持ってすぐに戻ってくる。
それらを飲んで薬が効いてくるまで待つ。

他には他には、と急かしてくる黄瀬だがもう本当にやってもらいたいことはない。強いて言えば洗濯とか食器洗いとかだけどさすがにそれはちょっと。




「手握ったり背中摩ったり……」

『私そろそろ子ども産まれるんか』




薬が効いてきてだいぶ楽になり、黄瀬もそろそろ帰ろうかということなのでお礼を言って玄関先までお見送りに行った。




『今日はありがとう。気をつけて帰りなね』


「お邪魔しましたっス!本当はAっちの身の回りのこと全部やってあげたかったんスけど……」

『はよ帰れ』

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常高校   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 文スト黒バス東リベ推しさん» コメントありがとうございます!13の続きで帝光中学校時代の話なので、赤司ですね。 (2022年6月29日 8時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
文スト黒バス東リベ推し - 14の黄瀬が赤司っちに言っておくからみたいな台詞あるけど赤司じゃなくて笠松とかじゃないですか? (2022年6月27日 17時) (レス) @page16 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年6月18日 20時

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