赤司様はたった1人のメイドに甘えます【赤司征十郎】

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赤司said





『征十郎様。
できましたよ。』





赤司「今行く。」





.






.






.




『どうぞ。

味の保証はできませんけど…』






Aがここまで自信ないのは初めて見る。





意外だな。




赤司「いただきます。」





『…どうですか？』





…桃井ほど不味くはないが、普通よりも美味しくない





というかなんとも言えない。





要するに、微妙





ここで美味しいと言った方がいいのか




正直に言った方がいいのだろうか




赤司「…不味くはないが、うん…。」





『そうですよね…。』





と言って悲しそうな顔をした。





『学校でも料理を学んだのですが、どうしても上達はしなかったのです…。

でも、湯豆腐には自信があるとは言い切れませんが他よりマシだと思います。』





赤司「そうか。」




湯豆腐を取り皿に入れてAは渡した。





(ﾊﾟｸｯ





美味しい





さっきのとは比べ物にならないくらい美味しい






『これもイマイチでしたか？…』





赤司「すごく美味しいぞ。』





と言うとAは嬉しそうに“よかった”と言った





その後ケーキも食べたが、すごく俺好みで美味しかった





俺はAはなんでもこなすタイプと思っていたが、意外にもそうではなかったそのギャップがすごく愛おしく思えた





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