導きの七光り〜第1章〜

音 ページ3

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「あ？なんだてめぇ？」


「こんな小さな子供相手に金を求める？たまったもんじゃないわ」







子供を庇うように前に出た彼女は、既に怒りをあらわにしていた









「あなた達恥ずかしくないの？子供に金をたかるだなんて？」

「うるせぇ！！俺らのこと分かってんだろ？その口を閉じろ！」






男は短剣を女の首筋に向けた、しかし微動だにもしない









(怖がっていたらここで相手の思うつぼ)









女は子供だけでも逃がそうと、隙をついて子供の体を押した

子供は心配そうにこちらを見るが、彼女は視線をあえて外した









「なんだ？怖いのか？」

「いや、こんなことで殺すなんて案外子供なんだなって思っていただけよ？」

「それが最後の言葉だな？んじゃサヨナラ」









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覚悟を決め、目をぎゅっとつぶった時









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チリリン………












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銀の鈴の音が耳を掠めた






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