一歩 ページ17
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白の近くから離れた黒フードの男とAは中央街の出入口まで来ていた
「そう言えば…私、あなたの名前知らないんだけど?」
「…いいんじゃない?見ず知らずの人だし」
「呼びづらいんですけど」
ねーねー、としつこく聞いてくるので諦めて名前を言うことにした
「…一松」
「それが、あなたの名前?」
「そう、俺の名前」
しかしAはこの名を聞いた途端、何か考え込むような仕草が見える
「んー、どっかで聞いたような…」
「…気のせいじゃない?」
「そうなのかなぁ」
「そんなことより、ここからは楽になるよ」
へ?とAが間抜けな声を出した途端、チリンと銀の鈴の音が鳴った
Aが足元あたりを見ると、この前の青い瞳に白の猫がちょこんと座っていた
「こいつ、俺の使い魔」
「あ、だからあの時いたんだ」
「スノウ…こいつの名前」
スノウという名の猫はにゃあと、ひとつ鳴いてみせた
「…え?まさかこの猫に乗るつもりじゃないよね?」
「聞こえなかった?俺の使い魔って言ったでしょ?」
一松は手を上にあげ、指をパチンとひとつ鳴らした
するとスノウはボフンと音を立て、Aが目を開ける頃には大きな猫になっていた
「さ、こいつに乗って」
「…本当にさっきの白猫?」
「そうだって言ってるんですけど?」
Aは認めていないような顔をしながらも、スノウの背中にまたがり走り出した
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アカサキ(プロフ) - 雪華さん» すいません。私はあまり鋼錬についての知識がないのでございます。なので作成することは今回は出来ません。ですが、この評判のない小説を見て頂いてありがとうございます。今後、何か悪い所があると思いますが暖かく見守っていただければ幸いです。 (2018年12月2日 15時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?おそ松さんのキャラ×18歳のメイ・チャンの恋愛短編集を作って貰いますかな?メイ・チャンはペットの子パンダのシャオメイと一緒で長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年12月2日 15時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカサキ | 作成日時:2018年11月11日 22時