【旧多二福】何度でも、あなたを求める。【鈴屋什造】

什((ﾝ゛ﾝｯ…じゅう ページ10

『またねー、じゅぞちゃん！』


什『はーい。また明日です。』




お互い手を振りあって自分の家の方向に歩く。

……


家につき、鍵を刺して回し、扉を開ける。









……のに、


『あか、ない……だと…！？』


(漫画風にしてみたえへへっ)


『えへへじゃない私！！え、なんで開かないの？』


試しにもう1回鍵を回して開ける。



あれ、空いた。なーんだ開くじゃん。

『いや開くじゃんじゃないよ！？！？』


じゃあ元から空いてたってこと！？


でも朝ちゃんと鍵占めたよね？



恐る恐る玄関からリビングに向かう。


テレビの音。




旧『あ、おかえりなさい。』


『に、む……ちょす？え？へ？なんで？』




旧『いやー、ずーっと待ってたんですよ？何してたんですかね？』


『じゅぞちゃんと飲んでて。ほら、私昇進したから、祝ってくれるって言って。』






旧『あぁ、そうですか。僕を待たせた罪は重いですよ？』


『あー、え、……はい……すみません。』

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