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ろく ページ6

『すみませーん!什造さーん!遅れました!』


あろうことか、什造さんを5分も待たせてしまった。



什『Aはお寝坊さんですね〜。』



優しい笑顔で頭を撫でてくれる。




私これから什造さんと出かける時は遅刻しようと思う。

そして頭を撫でてもらおうと思うんだ。




什『じゃあ行きましょうA。』



『はいです!』









什『わぁあぁぁぁ!あのお店行きたいです〜!行きましょうA!』



目をランランと輝かせ、コテン、と首を傾げられては断るなんて単語浮かんでくるはずがない。


まぁ、断るつもりなんてないけど!!!!





…………



什『美味しいです〜!』




『什造さんの美味しそう!』


什『食べるですか〜?』




パンケーキが刺さったフォークを私の方に向けて首を傾げる。




え、え?いいの!?



『あむっ!』



と差し出されたパンケーキを食べる。




『お、お、お……っ美味しい!!!!』



什『よかったですー!Aのも食べたいです!』






『どうぞ!』

私も什造さんと同じようにフォークに刺さったものを差し出す。




何のためらいもなく、フォークの先に刺さっているものを口に運ぶ。




什『Aのも美味しいです〜。』




旧『お二人サァン。人の前でイチャイチャしないでもらえませんかねぇ?』



声のした方を向くと隣のテーブルに座ってサングラスを下げながら顔を歪ませるにむらの姿。


『くそ二福やん。どっから湧いてきた。』



旧『辛辣だなぁ。初めからいたんですけど?』



私達の会話も耳に入れず黙々と楽しそうにスイーツを食べる什造さん。




旧『A、頬にクリームついてますよ。』



二福はそう言って私の頬についているらしいクリームを舐めとった。




『……っな!!……なめ…っ!?』








什『ナニシテルですか旧多さん。』





さっきまでとは違い、鋭い眼差しを二福に向ける什造さん。




旧『おや?地雷ふんじゃいましたかね?腐れ縁と仲良くしてただけですよ。』


ねぇ?と首を傾げながら相変わらずくさい笑みを浮かべ顔をちかずけてくる。




什『それ以上Aに近ずかないでくださいです。』



そういい、什造さんは後ろから私を抱きしめる形になる。



旧『あ!そういう関係だったんですね!!』




否定しようとしたとき、什造さんの私を抱きしめる力が強くなる。




什造さんは無言で否定しようとしない。





体が熱くなる。






……なんなんだろうか、

なな→←ご



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設定タグ:東京喰種 , 鈴屋什造 , アニメ   
作品ジャンル:恋愛
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- 感動しました!また什造と夢主のラブな小説書いてください!お願いします! (2018年12月31日 22時) (レス) id: 822ab5d9da (このIDを非表示/違反報告)
ronD(プロフ) - 舞歌☆さん» ほんとですか……!什造くんの可愛いさが伝えられてたならよかったですー!ありがとうございます!頑張ります! (2017年7月15日 19時) (レス) id: 666cc6275c (このIDを非表示/違反報告)
舞歌☆(プロフ) - ronDさんの書く鈴屋さんが可愛すぎて読んでてすっごくほんわかします!更新、応援してます! (2017年7月15日 19時) (レス) id: fae31f8c14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ronD | 作成日時:2017年7月13日 22時

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