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13 JK感 貴女side ページ15

...制服似合ってますね


なんて、安室さんが言うから...

「まだ顔あついや...」


更衣室のドアにもたれかかって座りこむ。
彼にこんな気持ちになっちゃいけないのに...

「私、なにやってんだろ」

彼は敵。いくらかっこよくたって、紳士だからって、平気で人を殺すようなやつら。
捕まえないと日本だけじゃなくて、世界が大変なことになる。
そう自分に言い聞かせると、顔があついのもなおってきた。



...早く着替えなきゃ。
とは言っても、上着とネクタイをはずしてエプロンを着るだけ。
最後に頬を両手で叩いて気を入れ直す。








「蘭!園子!本当に来てくれたんだ!
ありがとう!...あれ、世良ちゃんは?」

「ううん!世良ちゃんはね、用事ができたみたいでこれなかったのよ。」

そうなのかー...残念。聞きたいこともあったのに。


「あっ、そうだ。お客様、ご注文はお決まりですか?」

...忘れてたわけじゃないんだからね
...彼女達には少し笑われてしまったが









「ハムサンドとアイスティーとオレンジジュース1つずつお願いします!」

「はーい。」

厨房にいる安室さんに少し身を乗り出してそう言った。
慣れた手つきでハムサンドを作り始めた。
さっきまで、安室さんは悪いやつら...って考えていたから、そのギャップで、変な気分だ。


「はい、できましたよ」

「ありがとうございます!」

お盆の上に載せられたそれは、いつもと変わらず美味しそうだ。





「お待たせしました。ハムサンドとお飲み物です。
ごゆっくりどうぞ」

店員さんらしくしたらしたで、また彼女達に笑われてしまった。




「そういえば、蘭。あのガキンチョは?」

園子がハムサンドを口に運びながらそう言った。

「あー!コナン君忘れてた!
ごめんA、すぐ戻ってくるから外、出ていい?」


私はいいけど...と呟きながら安室さんを見れば、
手でOKの形を作ってくれた。
すみません、と蘭は言いながら走って行ってしまった。



「ねえねえ、Aってさ、彼氏とかいないの?」

不意にそんなことを聞かれる。

「ええっ!!いないよー!」

うっそーんそんなかわいいのに、と園子は言ってくれた。こういう会話をすると女子高校生って感じがする。

「じゃあ、好きな人は?」

「...いません!!」


妙ににやにやされた。そして安室さんの方をちらちら。
...そんなこと神に誓ってありません!!

14 恋バナ? 貴女side→←作者より※飛ばしてください。



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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - ギャグじゃない、ぴえんって、ギャグ大好き過ぎて草ギャグ大好きな人、好きです← (2020年5月8日 4時) (レス) id: 65b70f381b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - アオさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。ご心配ありがとうございます。作者、生きてます。更新したのでよかったらまた読んでやってくださいませ。 (2019年8月8日 22時) (レス) id: 0b29ddadeb (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - のんのんさん» お返事が遅くなって申し訳ありません。応援ありがとうございます!中々亀さん更新になってしまうのですが...頑張ります!! (2019年8月8日 22時) (レス) id: 0b29ddadeb (このIDを非表示/違反報告)
アオ - はじめまして。この作品暫く更新されていませんが、大丈夫ですか? (2018年5月5日 20時) (レス) id: e874f23264 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - すごくいい話ですね! 応援してます! 更新頑張ってください!! (2017年5月7日 17時) (レス) id: 925f4d298b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリィ x他1人 | 作成日時:2016年5月5日 17時

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