【安室透】喫茶店の彼女に恋して【名探偵コナン】

14 恋バナ？ 貴女side ページ16

｢お待たせー！コナン君連れてきたよ！｣

蘭がコナン君を連れてきてくれた。

｢お姉さん初めまして！江戸川コナンです！｣

いい笑顔で挨拶してくれる。
が、初めましてではない。何度も会っていて、
今回潜入捜査していることも知っていて、今は芝居に付き合ってもらってるということだ。

｢はい初めまして！柊Aです！よろしくね。｣

｢おーいガキンチョー。Aに手ーだしちゃだめよー！Aにはもう好きな人がいるんだから！｣

｢えっ！？そうなのA！誰？｣


間に受けた蘭が詰め寄ってくる。
彼女の方が身長が高くて...羨ましい。

｢そんな人いないから！！違うから！！
コナン君！手出していいよ！｣

｢ええ！？僕そんな趣味ないよ！｣

ふられてしまった。
うう...わかりやすく落ち込んでやる...









｢ありがとうございました〜また来てねー！｣

あれから少し話して3人は帰っていった。
楽しかったけど、疲れたなあ...
他のお客さんが来なくてよかった。


｢お疲れのようですね。休みますか？｣

心配されてしまった。


｢いえ！大丈夫です！ありがとうございます！｣


｢そうですか...それよりその...


彼氏や好きな人がいないっていうのは、本当ですか...?｣

｢へっ？｣

心臓が1回だけ跳ね上がった。


｢いやその、深い意味があるわけではなくて、
さっき話されていたのがたまたま聞こえてしまって...｣

｢え、あ、そんな人いませんよ！本当です！｣

｢そうなんですね！すみません変なこと聞いて...｣

｢いえいえ！
安室さんこそ、好きな方いらっしゃらないんですか？｣

この間彼女はいないと言っていたが、好きな人がいないとは限らない。大丈夫、これも捜査のうち。

｢好きな人...ですか...｣


彼は考え込んでしまった。









｢いる...と言ったらどうしますか？｣

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