第2話 ページ3
私は小さい時に、と言っても8歳くらいの時に地下街に行ったことがある。
お父様の散歩のついででシーナに行っただけのことだけど、はじめて行った地下街に多分私は結構はしゃいでた。
地下街は治安のいい王都とは真逆で、ゴロツキやら強盗やら、イカれた奴らがぶちこまれるようなところだった。
8歳だったにも関わらず脅威的な身体能力を持った私は、カルシャータの血を濃く受け継いたのであろう。
お父様は私に、1本のサバイバルナイフらしきものを持たせ、危ないと思ったらこれで身を守りなさい、僕は少し用事があるからここで遊んでいていいよと言った。
「暗い。」
お父様と別れたあとふと天井を見上げておもった。
天井をシーナの床で覆われている、地下街は8歳の私にとっては十分なほど暗かった。
「兄貴〜。こんなとこにボンボンがいるぜ!」
「あぁ?」
ふと背後から声がした。
治安の悪い地下街で私の着る服は随分目立ったのだろう。
「全部かっさらうか?」
「俺で十分だろ!よ〜しよしお嬢ちゃん、じっとしてろよ〜。」
そういって赤毛のツインテールの少女が私の首にかけてあるペンダントに手を伸ばした。
私は咄嗟に懐にしまっていたナイフを取り出し切りつけた。
「おわっ!?」
随分びっくりしたようで少女は二三歩後ずさりして固まった。
「おい、ガキ。」
兄貴といわれた男が言葉を発した。
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字数やばいので次行きます、すみません
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2018年9月22日 9時