第18話 ページ19
リヴァイの記憶を取り戻そうと、奇妙な生活が続くのだかリヴァイの記憶は一向に戻ってくる気配はない。
最終手段として、ハンジに頼んで強制的に思い出させるような薬を作らせようとしたが、
リヴァイが
「それをやったらお前を削ぐ。」
と脅されて、シャレにならないので辞めることにした。
今考えれば.....
上司からのパワハラだろ。これ絶対。
だけど、今日は珍しくエルヴィンさんが
「たまには出かけてきなさい。息抜きとして。」
っていわれたから、いってきます。
オフの日はさすがに兵服はまずいと思うので、屋敷からかろうじて救出された数着の服。
白い長袖のシャツに深い紺色のカーディガンを羽織り、足首まである黒いスカート。
薄いピンク色の軽いヒールを履き、小さなカバンに貴重品を詰め込み出かける準備ができた。
最後にネックレスをつける。
細いチェーンに銀色のリングを通した、いつも身につけているお守りのような大切なものだ。
小さい頃にリヴァイがくれた。
まあ絶対覚えてないけど、もう別にいいけど。
どんな時でもずっともってた。
お風呂と寝る時以外はずっとつけている。
外に出てみたら、とってもいい天気だった。
澄み渡った青空に行き交う人々、目の前にそびえ立つ壁、いつもと変わらない日常。
急に壁が消えたりしないし、急に巨人は消えない。
消えて欲しいけど((
久しぶりの町だから、楽しもうと思う。
まずは普段からお世話になっているエルヴィンさんとかハンジとかリヴァイとか....。
リヴァイ班みんなとかに何か送りたいな。
エルヴィンさんには本、ハンジには万年筆を。
リヴァイには新しいティーセット。
リヴァイ班のみんなにはペンダントを。
ペンダント特に意味は無いが、私のネックレスのように、ずっと身につけてほしいって思ってる。
だって、本当に挫けそうになった時には、みんなとお揃いってなんだか繋がってるって感じがして、安心するじゃない。
こんな残酷な状況置かれてるんだから。
リヴァイへのティーセットを買うために、行きつけの紅茶のお店に足を運んだ。
そこは紅茶の専門店で、茶葉だけでなく、紅茶に関するほとんどのグッズを売っている。
私は結構この店の常連だ。
店のドアを開けるとオーナーの姿が見えた。
「オーナー、お久しぶりです。」
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すみません。字数やばいので次行きます!
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2018年9月22日 9時