第1話 ページ2
「お母様、お父様。きょじんってなに〜?」
「巨人はね...とっても体の大きい人のことよ。」
「でもね、A。僕達は巨人を殺さなきゃいけないんだ。」
「なんで?けんかはいけないんだよ?」
「ふふっ、そうなんだけどね、巨人は私たち人間を食べちゃうから、私たち人間にとっては危ない存在なのよ」
「今僕達は、壁の中で生活してるけど壁の外はもっと綺麗で未知で不思議なものが沢山あるんだ。」
「壁の外....きょじんがいっぱいいるのに?」
「そう。でも、巨人さんに感謝しなくちゃいけないこと沢山あるのよ?」
「ありがとう言わなきゃいけないの?」
「そう。だって巨人のおかげで私たちは戦う力を得て、戦う勇気を持った。
巨人がいなかったら自分の身を守る術も見当たらないじゃない。
だからAもいつかは大切な人を守るために、強くならなくちゃいけないの。」
「わたしが?」
「そう。カルシャータの名前を持つって言うことは強くならなきゃダメなのよ。
自分の名前に誇りをもって生きなきゃダメなの。」
「A。私の名前大好きだよ!
だって、お母様とお父様がつけてくれたから。」
「そうね。私たちもAが1番大好きよ」
そういってお母様とお父様は私をぎゅっと抱きしめた。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホウ酸 | 作成日時:2018年9月22日 9時