身長が低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！2【中原中也】 (ページ8)

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推し41 ページ8

「けど…もっといい案があるよ？？」

与謝野さんはそういって鉈を振り回す

「あんたらの手足をそぎ落としてから何をたくらんでるか、吐かせるってのはどうだい？？」

「そりゃすげぇ名案だな…やって見ろよ」

「痛いのはいやだよおお…与謝野さん可愛いから許しちゃうかもだけど…」

そういうと与謝野さんと賢治君は一斉に動き出した

「賢治！！！」

「は～い！！」

賢治君は片手で鉄道のレールをもちあげ大胆に振り回す

「いっさああああ！！」

「いいねェ！！！」

喧嘩好きの中也ちゃんが興奮したように声を高ぶらせる

「気を付けてくださぁぁあい！！」

横から迫りくるレールを避けようと異能を発動させようとするが、それは中也ちゃんに止められた

「え？？」

「手前もうあんま体力ねぇだろ…ちょっと遊んどけや」

そういって私を重力操作で宙に浮かせて、彼は戦闘態勢に入っていた

え…なにそれイケメン！？！？！？！？

やばない！？！？おかしゅうない！？！？なんでそんな気遣いとイケメン発言さらっと出来るの！？！？もはや尊敬、推し通り越して尊敬

そういわれるや否や私の体は中也ちゃんの異能によりふわりと宙に浮く

「すごい…３６０度回るコーヒーカップみたい」

「分かり難い例えしてんじゃねェよ」

そういいながら中也ちゃんは賢治君が振り下ろしたレールの上に立つ

「やはり仕事はこうじゃねぇとな！！！」

たのしそうにそういって中也ちゃんは瞬時に賢治君との距離を縮め、鋭い蹴りを入れる

うっわぁ…いったそ～賢治君大丈夫かな…

「ん？中也ちゃん！！後！！」

「ん？？」

その隙をついたのか与謝野さんがいつの間にか背後に回っていた

「その異能力…重力使いの中原中也だね？？」

切られる前に異能で天井に逆さに貼りつく中也ちゃん

すると体がふわふわと中也ちゃんの方に引き寄せられて隣で止まった

なにその使い方すごい便利((

「チッ…太宰の表六でもなしがしゃべったか…」

「逆さに立ってるのに帽子が落ちてこなぁい！！」

目をこれ以上にないくらいきらっきらに輝かせて賢治君が言う

うん、君はもうそれでいいよ、ずっとそのままでいて((

「やっぱり都会ってすごい」

ゆらりと立ち上がると中也ちゃんはくるっと反転して地面に着地する

重力を操っている状態なので着地時に地震のような振動が伝わる

私をふわふわと優しく隣に降ろす

え？もうやだ優しい辛い((