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Side Yuya
コウタのその優しくて純粋な笑顔が好き。
俺たちを大切に思ってくれるところが好き。
…というかコウタが好き。
春風の中でふんわり笑うコウタの姿が頭をよぎった。
「何ボーッとしてるんだか。デトリア団止めに来たんじゃないわけ?」
ユウヤ「え?」
リョウスケ「コ、コウタ…?」
俺たちの前にいたのは、紛れもなく、本物のコウタだった。
ユ「な、んで…」
コウタ「ゴメンね……でも、俺はデトリア団だからさ。」
見慣れたウインディが目の前に立ちはだかる。
「…かえんほうしゃ」
リ「わぁっ!…コウタ、どうしちゃったの…?」
リョウスケは怯えた目でコウタを見る。
ユ「倒さなきゃ、進めないわけか…」
震える手でモンスターボールを握る。
ユ「頼んだ、ピジョット!」
・
まずい、このままじゃ…
コウタの手持ちは今戦ってるのを含めてあと2匹。
俺は今戦ってるゼブライカだけ。
ちなみにコウタはリョウスケとも戦ってこの状態。
もう、負けるしかないのか…?
「キノガッサ、たねばくだん…!」
ユ「あっ、!」
コ「相変わらず…。油断しすぎ。」
コウタはそれだけ言い残して、部屋の奥へと消えていった。
リ「ユウヤ…逃げよう」
俺は頷いて、部屋を出た。
コウタ……溢れそうな涙をこらえたせいで、視界はひどく滲んでいた。
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綾愛にゃん(プロフ) - のんさん» せんきゅうううう!!!笑 (2018年2月3日 7時) (レス) id: e512ef8971 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ふぁいてぃんんん!!! (2018年2月3日 0時) (レス) id: ccf9d69ca8 (このIDを非表示/違反報告)
綾愛にゃん(プロフ) - 美貴さん» ありがとー! 頑張るね!!! (2018年1月31日 6時) (レス) id: e512ef8971 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - おお!楽しみにしてた!更新&勉強q(*・ω・*)pファイト! (2018年1月31日 6時) (レス) id: 7b563da156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾愛にゃん | 作成日時:2018年1月30日 23時