42話 ページ43
ミスタが亀の中を出てからしばらく経った
テーブルに飾ってあった花が枯れ、粉々になって散っていく。
ブチャラティも、他のみんなより進行は遅いが確実に老けてきていた。
ミスタ…敵がどこにいるか分からないと言ってもこれは遅すぎる。
敵に出会っていないハズはない。でも、じゃあどうしてまだ私たちは老けている?スタンド能力が解除されていないということは、もしかしてミスタに何かあったんじゃ…!
ブチャ「大丈夫か?顔色が…悪いぞ」
A「だ、大丈夫です。それよりブチャラティさんのほうが!」
女性より男性のほうが老いやすい。ブチャラティさんは私やトリッシュよりも遥かに早く老けていた
なにか…私にできることは…
ブチャラティさんの頬に手をおく。
氷ほど冷たくはないけどこれで少しでもスピードが抑えられれば…!
ブチャ「…ありがとう、でもこのままではAの老化のスピードが早まってしまうぞ」
A「いいんです。私のことは!それよりブチャラティさ…?」
さっきまで合っていた目線が急にそらされた。
なにか、私の頭の上の方を見てる?
疑問を持ち振り向くA。だがそこには何も見えなかった
ブチャ「わかった、すぐ行こう」
まるで誰かが先程まで喋っていたかのように返事をし、立ち上がるブチャラティ
え、行くって、ブチャラティさんも亀の外に、敵との戦いに行ってしまうの…?
泣きそうな顔をしているとブチャラティさんと目が合う
ブチャ「大丈夫だ。すぐに帰ってくる」
そう優しく私に言い聞かせるとブチャラティさんは天井の方に手を伸ばし亀の外へ出ていってしまった
いやだな私、弱いから…。ブチャラティさんたちのお荷物になってる…
101人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴木(プロフ) - 星ひかりさん» コメントありがとうございます。完結までまだまだ長い時間がかかるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
星ひかり(プロフ) - とても面白いです!ブチャラティと主人公の近すぎない?関係性がワクワクします笑 (2019年1月19日 22時) (レス) id: e88cb9089a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鈴木 | 作成日時:2018年12月27日 23時