【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

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『…あの、なんで二人の席を外させたんですか？』

「それも言ってなかったね…
彼らは吸血鬼なんだ、君を襲う吸血鬼」

『…まじですか』

まさかあの二人も吸血鬼だったとは…
狙われそうでこっわーい

「で、君は吸血鬼に狙われやすい体質…血が他の人達とは違うんだ
きっと母親が君と同じ特別な血じゃないかい？それを受け継いだんだと思うよ」

『…じゃあ母が死んだのって…血を吸われたから…？』

「…あぁ、そうだね。
君の母親はよく相談に来ていたからね…。そして血を吸われ耐えられなかったんだろうね、そこで亡くなったよ」

…やっぱり吸血鬼なんて嫌いだ
殺人鬼と一緒じゃないか、父さんは酷く悲しんで…それで病気になって十年前に死んだ

嫌いだ

『…そうですか、
…じゃあ俺はどうなるんですか？』

「…君は…、なるべく吸血鬼と接触しないようにしないとね
まぁそれは難しいだろう…外に出るなとも言わない、ただ、何かあったら直ぐにここに来る事…分かったかい？」

『はい、分かりました…
…あ、それと…何故俺は急に狙われるように…』

「今まで君の周りには吸血鬼なんて居なかったんだ、ほんの数人だからね
でも運悪く近づいてしまった…それも自分から、そのせいだろうね。
それか地雷を踏んだ…とか」

頷きながら俺は話を聞いた
地雷を踏んだ…入間の時は踏んだかもしれないな、怒ってそうだったし

まぁ、俺のせいってことかな…

『ありがとうございました』

俺はそう言って病院を出た

あぁ、今からどうしよう

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