【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

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昨日は左馬刻の所で泊まらせてもらった
入間が来ないか少し心配だったが無事

まぁ勝手に入ってくるなんてしないよな、一応警察だし

今日はどうするか、家に帰る？
でも家には帝統…いや、帝統は意外と安全…

すぐに懐いては殆ど言うことは聞いてくれる
…帰っていいかな

一応左馬刻にシブヤで降ろしてもらった

帰りますかぁ

「Aー！」

『ぅ"あ"っ』

また後ろから思いっ切り追突してきた乱数
変な声出して変な目で周りから見られてんだからやめろ…

「ね！今日は何してたの？」

『今日…左馬刻にここまで送ってもらった
昨日ほんとは乱数の家に泊めてもらう予定だったけどな…呼び出されてさ』

「へぇ…じゃあ今日は僕の家に泊まりなよ！」

『いや…でも家に帝統も居るし…』

「じゃあ僕がAの家に泊まる！…いい？」

あざとい。
でもこれが乱数、俺は乱数に否定は出来ないし断る事も出来ない

断ったとしても口だけ、いつもノコノコ着いてくる
小さい時からそう。いつも何故か俺についてきて俺の隣に居た
もう慣れたもんだ

『……いいよ、着替えとか持ってこいよ』

「やったね！」

嬉しそうに笑顔になる乱数を見るのが俺は好きだ
あざとくても好き、それが乱数。

まだ小さい頃は俺が面倒を見られる側だった
小学校に入ってからは俺が乱数の面倒を見る側になっていた。
いつも手を繋いで、相手が泣けば撫でて慰めて、いつも離れずにいた


まぁ…それからの回想は家に着いてからでいいか


──…


『…ただいま〜』

家に帰るとすごい足音が俺の方に寄ってきた

「A！」

帝統だ。
乱数は見えてないのかな
今目がぎらついてて今でも噛まれそうになっているから

「…な、Aいいだろ…？」

『だーめ、俺は誰にもあげない。
ほら乱数も来てるから』

「えっ…おぉ！乱数！」

「帝統はちゃんと我慢できるようになったねっ」

まるで子供を相手にするような言葉のかけ方
それになにか反論をしていたがそれを無視し乱数はズカズカと中に入って行った

遠慮を知らないのか

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