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97枚目 ページ4

一人は危険かもしれない。
地元で、更にあんなに目立つ旅館だしと余裕にいたが迷った。

恐らくそんなに遠くには行ってないはずだが道がわからない。
更に人通りも少ない。

夕飯の時刻まであと少し。
戻れそうにない。

しかしあろまに言うとまた色々と言われそうだ。
どうにかして戻れないものか……。

「えおさんって頭の中5歳くらい?」
「うわっ!びっくりしたー」

コンビニ袋を掲げサンダル、短パンとラフな格好のAが呆れ返った顔でいた。

「中々帰ってこないからコンビニ行くがてら探してみたけど何でこっちに来たの?」
「……迷った」

ため息までついて、完全に呆れてる。
俺も自分の方向音痴さに呆れる。

「旅館の裏側だよここ、表側から行ったんじゃないの?」
「あはは……」
「まあいいや、戻ろう」

先にあるく彼の背中を追いかける。
歩幅のせいかすぐに追い付いてしまう。

少し歩幅を縮めて歩いているが彼は気づかないだろう。

その事に笑いがこぼれる。

「お腹すかないの?」
「喉が乾いた」
「これあげる」

袋から取り出したのは気になっていた炭酸飲料。
喉が乾いている時の炭酸は危険なほどうまい。

感謝しつつキャップを捻るとプシュと爽快な音がする。

夏の始まりが泡沫に溶けたように。

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(プロフ) - もえなっとうさん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです!最後までありがとうございました!! (2016年11月24日 22時) (レス) id: 2f9be25c6d (このIDを非表示/違反報告)
もえなっとう(プロフ) - コメント失礼します。初コメですが最後まで読んでいました。衝撃の展開や貴方様の死の解釈が大好きです。拙い文章ですが、お疲れ様でした!!! (2016年11月24日 22時) (レス) id: f8e09d5f3f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 私さん» 詳しい感想ありがとうございます(*'ω'*)そう言ってもらえると励みになります! (2016年11月24日 21時) (レス) id: 2f9be25c6d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!作風だとか豊かな感情表現なのにあっさりめの語り部の口調がとても好みです、応援しています! (2016年11月20日 7時) (レス) id: a62f845b32 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - 終夜さん» ありがとうございます! (2016年6月26日 9時) (レス) id: 2f9be25c6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年4月9日 1時

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