7・初登校 ページ7
※涼乃side
涼乃「朝から司さんと一緒なんて最悪です...」
司さん「そんな事言わないでおくれよ〜」
これから毎日、司さんと登校します...
最悪です...(涙)
司さん「まあ、これも君のためなんだよ。」
涼乃「私の、ため?ありえないです(笑)」
司さん「本当だよ。」
司さんは真顔だ。本当なのか?
司さん「まあ、君に信じてもらえるとは思ってないけどね(笑)」
涼乃「ええ。もちろん。」
そういったところで、学校に着いた。
私は早く、司さんと別れたかった。
涼乃「では、これで。」
司さん「え?これから、ロイヤルガーデンに行くんだよ?」
涼乃「え.......い、嫌です。」
司さん「これからの君の生活は、彼らに任せるからね。だーかーらー!」
手をグイッと掴まれて、ロイヤルガーデンに引きずられていく...
涼乃「あぁぁぁぁぁぁぁ...」
早い時間でよかったと本当に思う...
(理事長である司さんと登校しているので、生徒達が登校している時刻よりも早めに登校しているのです!)
涼乃「も、もう!自分で歩けますから!やめてください(泣)」
司さん「だーめ!ニコッ」
司さんの笑顔が怖い...そして、私は、結局ロイヤルガーデンまで引きずられていくのであった。
────ガチャ
司さん「連れてきたよ。」
なぎひこ「あ、ありがとうございます。」
涼乃(な、なぎひこ!?)
私が驚いていると、なぎひこがこちらに近づいてきた。
なぎひこ「よろしくね。涼乃ちゃん。」
頭の中が、はてなでいっぱいになった。
司さん「彼と同じクラスにしたから、これから、なぎひこくんと一緒にいるんだよ?」
涼乃「!?」
なぎひこ「いや...かな?」
あぁーーーー!(汗)また勘違いされる!!
涼乃「ブンブン」
首を一生懸命振る。
司さん「本当に喋らないんだね〜」
なぎひこ「は、はい...」
なんか、まずい雰囲気になってきた気がするようなしないような...
司さん「僕と二人の時は、いーっつも憎まれ口ばっかりなんだけどね〜」
涼乃「!?」
私は、反射的に、司さんを掴んで、ロイヤルガーデンを飛び出していた。
司さん「あぁぁぁぁぁぁ〜」
...さすがに大人の男の人を運ぶのは、ロイヤルガーデンの外までしか無理だった。
涼乃「ひどいです〜(泣)せっかく、新しい私のキャラを作れると思ったのに〜!!」
司さん「はぁ...僕の扱いの方が酷いよ...」
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十六夜ゆらの(プロフ) - 白銀水龍さん» ありがとうございます!これからも頑張って更新していきたいと思います! (2018年11月25日 21時) (レス) id: bd278c9eea (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 面白いよ。更新、これからも頑張ってください! (2018年11月25日 20時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜ゆらの | 作成日時:2018年6月28日 8時