HiHi Jetsのおかん担当 (ページ18)

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じゅーはちページ18

龍斗side

今日のレッスン終わりに、Aくんとショッピングモールに遊びに行くことになった。

Aくん曰く、迷子の龍斗くん探し。らしいw

「急に誘ってごめんね。予定大丈夫だった～？」

こうやってちゃんと気にしてくれるところがAくんっぽい。

「大丈夫だよ。」

「あんね～、きょーはさくちゃんに俺の服、選んで貰おうと思って誘っちゃった!!どんなのがいいかなー？」

Aくんはキョロキョロと店内を見回る。

「Aくん、これとかどう？」

俺か選んだのはベージュのTシャツ。ワンポイントでロゴが入っていてすごく可愛い。

「ん～、いいね!!それ買う～。」

「そんなすぐ決めていいの?!」

決定の速さにびっくりしちゃった...w

「だってさくちゃんが選んだんでしょ。さくちゃんセンスいいもん。」

その後も服を買ったり、アクセサリーを見たり、お揃いのキーホルダー買ったりたくさん遊んだ。

「ん～、もうちょいで暗くなってくるねー。」

「Aくん、まだどっか行くの？」

「いいからさくちゃんは黙ってついてきてよw」

ショッピングモールから少し電車に乗って3分程歩いたところに目的地はあった。

「どうしてもさくちゃんに見せたかったんだ...。さくちゃん今落ち込んでるでしょ？俺も落ち込んだ時、よくここに来てたな～...」

連れてこられた場所は小さなビーチだった。

時間帯もあり、夕日が海に反射してキラキラしている。

「ねぇ、Aくん。なんで俺が落ち込んでるってわかったの？」

「んー、いつも見てるから...かな？さくちゃんのダンスってさ、なんか目を惹かれる？みたいな？上手く言えないけど、おれは好きだな...。」

その言葉にすごく励まされた。

俺がどんだけ頑張っているか、見ていてくれる人が身近にいたのだ。

自然と、あぁ好きだなっと思えてしまう。

「ありがと...」

「いーえ、全然!!さくちゃんはやりたい事たくさんやりな。うちの親友なんて、歌、苦手って言ってダンスばっかりやってたよwでも、今ではちょ～かっこいいダンスするんだから!!」

「その親友って美勇人くん？」

普通に疑問に思ったから聞いてみた。

「そそー!!美勇人だよ～。ここも美勇人に教えて貰ったんだ～。」

彼の口から他の人の名前が出ると胸のあたりがきゅっとなるような。

俺はそれだけ彼に好意を抱いているんだと自覚してしまった。