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｢ねえ優香。｣
｢んー？｣
｢人を好きになるって、どんな感じ？｣
｢え、好きな人できたの！？｣
｢違うけど。どんな感じなのかなって。｣
｢んー、私の場合この人が好きだって一度思ったら止まらないかな。あ、車道側歩いてくれるんだ…好き！タバコ吸うんだ…好き！って積もってく。｣
｢え、タバコ？？やだよ。｣
｢私も大っ嫌いだったけど、その仕草がかっこよかったりして匂いも嫌じゃなくてむしろ好きになったりするの。｣
｢そういうもの？｣
｢嫌いだったはずのものが好きになってることって、よくあるよ？｣
嫌いだったはずのものを好きになる
そんなことが本当にあるのだろうか。
だけど実際に先生に対して、壁は作ってしまっているけど嫌いじゃない。
むしろ………
｢A、今思い浮かべてる人のこときっと好きだよ。｣
｢へ？｣
｢今この辺に誰かいたでしょ！モワモワ〜って浮かんでたよ？｣
私の頭上に雲の形を指でなぞった。
｢な、ないでしょ。｣
｢そう？私こういう勘、当たるんだから。｣
帰り際に優香が言った言葉、
｢A！恋愛に決めつけとか思い込みは捨てなきゃダメだよ！好きって感情は、気付いたらここにあるものだから。｣
左胸に拳をあてた優香はすごくすごく大人に見えた。
そしてその言葉は、私の中で消えることは無かった。
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杏子(プロフ) - 美由希さん» 美由希さんご指摘ありがとうございます。 (2017年3月2日 22時) (
レス) id: 211a017d12 (このIDを非表示/違反報告)
美由希(プロフ) - これは実在するグループ名、または団体を使った二次創作です。オリジナルフラグをお外し下さい。運営に削除されています。 (2017年3月2日 7時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子 | 作成日時：2017年2月25日 0時
