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『信じてよ。』
またそういう顔する。
私が奥さんじゃないのに、って言った時と同じ顔。
私はその顔を見て、傷付いた心が少しでも休まるように努力しようと思ったんだった。
私を救ってくれた代わりに、奥さんのことを少しでも忘れられるように。
「ごめんなさい……。」
ぺたんと座り込んだら、涙が止まらなくなった。
『A?』
何も悲しくないし、辛くないし、むしろ安心したのに涙が溢れた。
『ごめんな、』
「う、ううん、、、、、」
『Aだけは勘違いしたままは嫌だった。』
「なんで……?」
『なんでかな、Aが今泣いてる理由と同じだと思う。』
私が今泣いてる理由。
それは自分でもよく分かっていない。
先生が久保七瀬と何も無かったって知って、安心して泣いてる……?
それって………?
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杏子(プロフ) - 美由希さん» 美由希さんご指摘ありがとうございます。 (2017年3月2日 22時) (レス) id: 211a017d12 (このIDを非表示/違反報告)
美由希(プロフ) - これは実在するグループ名、または団体を使った二次創作です。オリジナルフラグをお外し下さい。運営に削除されています。 (2017年3月2日 7時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏子 | 作成日時:2017年2月25日 0時