茨の狙撃手2【ゴールデンカムイ】 (ページ21)

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69話ページ21

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食事もあらかた終わりを迎えた頃、外でコタンコロカムイが大声で鳴き始めた
その声に転がるようにして銃を握り家から飛び出す
昨日言っていた盲目の刺青の盗賊だろうか？

当たりをキョロキョロと見回してもコタンコロカムイが自身を落ち着かせるように1度羽を広げた音以外は特に違和感はなかった

尾形「新月までこの村で待ち伏せる必要は無いだろう」

『こればかりは同感かな…

夜に襲撃されるよりこちらに理がある昼間に奇襲する方がいい気がする』

杉本「俺も同じ意見だ。奴らの寝床を見つけた方が手っ取り早いしな」

フチの息子「この近くに和人が経営する温泉旅館がある

何か聞けるかもな」

その言葉を聞いて一同はこくりと頷いた

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『って!!何で私が尾形と相部屋なの!?

アホか？この前のバッチバチの殺気の飛ばし合い見てなかったんかお前らぁぁぁぁ!!!!』

アシㇼパ「お、落ち着けA!!私が変わるか？

杉本か白石と一緒の部屋にするか？？」

『アシㇼパと尾形が相部屋？いや、それは危険だ…
それに…杉本も白石もいびきうるさそうだからいい……』

杉本「Aさん!?酷くない？俺たちの扱い酷くない？？」

宿について開口一番、Aは大声で部屋割りに対する不満をぶちまけた
オロオロとAの周りを心配そうにうろつく谷垣とアシㇼパに尾形は同情の目を向ける
いや、お前だよ！

キロランケ「まぁまぁ、軍人さん同士積もる話もあるだろ？

たまにはお互いの体のもみ合いっこしろよ」

『キロが言うといかがわしく聞こえるから喋らないでもらっていい？』

キロランケ「よし、A表出ろ

父親代わりだったとはいえ、男の怖さは身をもって知ってもらわないとな」

白石「キロちゃん落ち着いて!?」

谷垣「(…これが思春期なのか？)」

キロランケを全力で白石が抑えながらAは踊るように自身にあてがわれた部屋へと足を向けた
まぁたまには体揉んでもらうのもいいかも…温泉もあるみたいだし今日くらいゆっくりしても問題ないよね？

その考えがとんでもないことになるとは知らずに……