飲み友達の黒尾鉄朗に今日も口説かれる【黒尾鉄朗】

２*内容少し変更しました ページ3

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「で？
今日はなにがあったんだ？」



『例の上司がさあ…
俺と付き合ってくれって相変わらずしつこくて本当ハゲそう』



仕事のストレスだけならまだしも、何度も断ってるのに今日もまた食事に誘われた。
同じ部署の上司な事もあり、あまり角が立たないように断るのもかなり頭を使うんだよな、なんて。




でも、本当はその人に食事に誘われたりアプローチされる事がストレスなわけではなく、彼氏と別れて４ヶ月も経つのにまだ好きだと彼のことを思い出してしまう自分に嫌気が差す。







「ふ〜ん、またその話し？」



『また、って…
鉄朗は耳にタコかもしれないけど、こっちは真剣に悩んでんの！』




「はいはい、じゃー今日も優しい鉄朗くんはAちゃんの恋のお悩み聞いてあげますよ？」




『もー、だから！
恋の悩みじゃないんだって！』



「好きな人出来たんでごめんなさいって言えばいいんでないの？」




『いや、いないし』



「だったら俺の事好きになってよ」

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