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鉄朗にとってはただの飲み友達の私の話しは退屈だっただろうと思い「こんな話しごめんね」と謝れば、
私の左手薬指に優しく触れ少し話しにくそうに
「…知ってたから」
と言う鉄朗の声色はいつもより優しくどこか儚げに目の奥が揺れていた。
「あー、なんだほらあれだ」と鉄朗は私の手を握っていた手とは逆の手で少し話しにくそうに、頭をポリポリと掻き言葉を続けた。
「あの飲み屋でAちゃんに声掛けた日覚えてるか？」
そう聞かれ浮かんだのは太一くんと別れて１ヶ月くらい経った頃、飲みすぎだって勝手に初対面の鉄朗にお酒を取られた記憶。
「その日よりも前に俺は知ってたんだよ、Aちゃんの事。
この指に指輪してるときから、な。
指輪嵌めてるくせにソイツは迎えに来ねーし、Aちゃんはいつも泣きそうな顔してるし気が付いたら気になってたんだよ。
ほっとけねーって思ったんだよ」
初めて知った鉄朗との出会いに驚きと恥ずかしさ、それ以上に�狢整譴�んとの事�瓩魎崟榲�とはいえ知っていたのに私から話すまで何も聞かずに、隣に座ってお酒を飲んで傍に居てくれたことが何よりも嬉しかった。
「送るよ」と言われ手を繋がれたまま歩き、気が付けば家の前。
彼なりの気遣いなのか「またあの店に飲みに来いよ」と心底心配そうな顔を隠すように笑った鉄朗の言葉に頷き、鍵穴に鍵を差しドアノブに手を掛けた。
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おむらいす(プロフ) - 黒瀬さん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます=͟͟͞͞♡かっこいいクロになれて良かったです！笑またいつでも遊びに来てください♡ (2022年10月9日 10時) (
レス) id: def19ab9bc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最高すぎてもうなんですかこれ……クロくんがもうかっこよくて、かっこよすぎて、しにそうでした。語彙力なくてごめんなさい。この作品に出会えたこと、本当に幸せです！おむらいす様に感謝！ (2022年10月8日 19時) (レス) @page48 id: 59e036be23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらいす | 作成日時：2022年4月5日 20時
