STORY82 ページ39
貴女「え...?」
急にナキさんの口から、予想にも無かった言葉が出てきて私はフリーズしてしまった。
もしかして...ヤモリの拷問部屋に長く幽閉されたから匂いが染み付いたのか?
それともヤモリを喰らった兄さんとずっと一緒にいたから匂いがうつったのか?
ナキ「A!お前兄貴と会ったことあるのか!?オシリアイなのか!?」
貴女「う、う、うーん...」
確かに嫌という程一緒にいたけど...。
貴女「まぁ、確かに...会ったことあるかもしれません...。」
ナキ「おぉ...!マジか!どーりでアニキの匂いがしたんだよな。!」
貴女「...」
地味にショックだった。
アイツの匂いがこびりついてるとは。
家帰ったら、念入りにシャワー浴びよ。
ナキ「俺...コクリアにぶち込まれてたんだけど脱走してきたんだよ。シャバに戻ったらアニキ死んじまってて...。俺毎晩毎晩泣いてた、そりゃ今でも涙だよ。」
貴女「...」
私は彼の話を黙って聞いてた。
ナキ「それで、神兄貴を殺ったあのクソッタレ隻眼をグチャミソにしてヤモリさんの仇とってやるんだ。あの野郎をぶっ殺してやる...!!」
確かに彼からしたらヤモリを死に追いやった兄さんが憎いだろう。
...でも兄さんは生きるために...私を守るためにそうした。
奪い合うというヤモリの流儀で戦って...。
...でも私はナキさんを咎める資格などない
ナキさんは知らないだろう。
自分の大事な人を葬った隻眼...。
私は彼と血を分けた妹である事を。
でもこれは口が裂けても話せない。
ナキ「おい、A?どうした?ボーッとして。」
貴女「え?あ、いや何でもないですよ。少し考え事してただけです。」
ナキ「?そうか?」
貴女「...そろそろ私行きますね。もうペンチ落とさないで下さいよ。」
ナキ「おう!じゃあな!また会おうぜ!」
ナキさんはブンブンと手を振り私達は、
別れた。
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ニア(プロフ) - iuekei08290606さん» いいですね!アオギリのメンツとかもやってかいてみます! (2018年2月12日 18時) (レス) id: cc316e95e6 (このIDを非表示/違反報告)
iuekei08290606(プロフ) - ニアさん有りがちなネタ何ですけどヒロインが何故か幼児化してしまいあんていくの皆さんは、驚き困惑するがヒロインの可愛らしさにキュンとしそして小さくなったヒロインと誰かがキスしたら元に元に戻ると言う在り来たりなネタ (2018年2月12日 18時) (レス) id: 16b81ad2b3 (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - iuekei08290606さん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございます!この調子で更新頑張るんでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年2月11日 17時) (レス) id: cc316e95e6 (このIDを非表示/違反報告)
iuekei08290606(プロフ) - キャァァァァ!!ありがとうございます!ニアさん最高です! (2018年2月11日 17時) (レス) id: ee3306a53d (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - iuekei08290606さん» こんばんは!ニアです。そのアイディア面白そうですね笑ぜひ書いてみます! (2018年2月10日 23時) (レス) id: cc316e95e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニア | 作成日時:2018年2月1日 13時