貴方と傷を分かち合う

STORY45 ページ46

金木「！？」

急にガラスが割れ、誰かが乱入してきて万丈さんを蹴り飛ばした。

万丈「ガァァ！！グゥ！！」

金木「万丈さん！」

？「随分ベラベラ喋るな。万丈、もういっぺん血反吐出し尽くすまで痛ぶられてぇか？」

万丈さんを見下ろすかのように冷たい瞳と紺色の髪はまるでトーカちゃんにそっくりだった。




金木「あ、あの！」


？「ぁ？」


金木「...っ！」
貴女「ちょっとどうしたの...って」

？「...」

タイミング悪くAとトーカちゃんは奥の部屋に入っていった。

「ちょっと何騒いで...！...絢都！」

絢「久々だな馬鹿姉貴」

やっぱりこの人はトーカちゃんの
顔が似てる...

トーカ「どこほっつき歩いてた...馬鹿が」

絢「社会勉強だよ平和ボケのお前と違ってな」

トーカ「ガキが偉そうに...」

絢「ガキはテメェだろ現実見ろタコ」




「あら〜ん、お姉様がいるとは聞いてたけど店員の子だったのね二人揃って美形ねぇ〜ジェラスだわ」

「やぁアヤト君待ったよ」

貴女「下にいたお客さん...！」

絢「チッ、よくここが分かったなヤモリ」

ヤモリ「全部ニコのお陰、ニコは鼻が聞くんだ。」

ニコ「そうそう！匂い辿れば1発バッコン、だから抱いて♡」

貴女「...ゾクッ」



万丈さんはさっきの傷が回復して

二人に意見した

万丈「リゼさんはここにはいない！ア、アンタらが来ても意味はねぇ！」

ヤ「ん？あってるよ万丈君」

ニコ「そうよォ〜ヒゲマッチョ〜捕獲標的はリゼ本人かあるいはリゼの匂いがする奴とその人間...」

貴女・金木「！？」

ニコ「その子達でビンゴ、とっとと連れて帰っちゃいましょ。」

万丈「まってくれ！その子は何も関係が...グゥ！！」

絢「テメェは黙ってろ。万丈」
万丈さんはAを庇おうとしたが絢都君に蹴り飛ばされた。

貴女「...お兄ちゃん」

Aは恐怖で震えていた。
ダメだ...僕が強くなきゃ、A守れない！

僕はAを守る為に背後に隠れさせた。

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