貴方と傷を分かち合う

STORY34 ページ36

ドゴォン

トーカ「ぐふっ！...」

金木「！？」

月山は僕の腕を回した

月山「確かこうかな？」

バキッ


月山は僕の腕の骨を容易く折った


金木「グァァァァァ！！！」


月山は舌舐めずりをして手を振りかざした
月山「試食だ」

ズプッ
金木「ガハッ！」
貴女「、！！！」
ペロリ

月山「...！トレ!!!ビアンッ!!何だこの味は...！舌の上で深く絡み合うハーモ二ィ！！ｸｸｸ...予想以上に最高だ！！だからこそ更に上を求めたい！！君をコレで終わらせたくない！！」


貴女「んぅ！んー！！「月山さん！辞めて！」」

月山「さぁ！今度こそ彼女を...」

トーカ「月山ァ！！」

蹴りをくらわせようとしたが受け止められた


月山「霧嶋さん...あの時の君は素晴らしかった。だが今は駄目だ...何かが君の瞳に熱を灯してしまったみたいだね...残念だよ霧嶋さん...そんな物君に必要なかったのに...」

ズブ！！

月山さんの肩から飛び出た赫子がトーカちゃんの身体を貫く。


トーカ「グッ...！！」

月山「ディナーの邪魔だ」
月山は気絶している貴末さんに近づく

金木「トーカちゃん...！やめろ！僕を食いたいならこっち来いよ！何でそんな簡単に人の命を...」

月山「命に価値が...なんて人のような事でも言うつもりかい？どちらかを上だ下だとつけるなんて傲慢じゃないかい？カネキ君？
寧ろ生物全体で見れば人間の方が多くの生命を葬っている、それに比べ僕らは食べてるだけだ。人間1種のみを食べてるだけなのだから慎ましいではないか。」

月山は貴末さんの服をめくる。


月山「なんだ...この醜い傷は？姫君の透き通るような肌と比べれば大分劣るな...」


月山さんはAに目を移す

貴女「...！！」

Aは歩み寄る月山さんがきて恐怖で目を瞑る


ザザザ...

バッ！！

金木「西尾先輩！？」

西尾先輩は月山に襲いかかった。
貴女「！？」
月山「んん？何か用かな？」

西尾「ウラァ！！ッガァ！！！」

月山「何なんだ...全くコチラもカネキ君達の為に断食してきたんだ！いい加減空腹なのさ！！」

月山は西尾先輩の身体を赫子で痛ぶる。

月山「赫子も出さずに勝てるわけないだろう、お粗末な食事では諸君！！相応の力しか発揮できないものさ。」


トーカ「アイツの言う通り...手ぶらで挑んでるモンよ...依子の料理がここでくるとはね。...」

STORY35→←STORY33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す