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第33衝突 ページ33
絵美「流石にコテージにはいないかしら…」
流石に他の兄弟の部屋に入るのは気が引けるのである扉全てノックをしながら、確認していく。
ある程度進んで行っていっても反応がないので、コテージにはいないかとため息をつこうとしたその時。
「キィ！キィキィ！キィ！」
可愛らしい小動物特有の鳴き声がかすかに聞こえる。
絵美「この声…ジュリ？」
普段は絵麻のそばで大人しくしているはずのジュリがこんなことろで、こんなに激しく鳴いているなんて。
おかしいと思い、思わず扉を開く。
そこにはベットでスヤスヤと眠る弥と、弥にガッチリと掴まれたジュリがいた。
「キィキィ！キィ！」
助けを求めるように鳴き声を上げる。
絵美「弥くん！？ジュリ！？」
絵美が驚き、思わず大きな声を出すと今までスヤスヤと眠っていた弥がゆっくりと目をこすった。
弥「ぅん…？おねーちゃん…？」
絵美「とりあえず…右京さんに連絡入れよう。」
プルルルル…プルルルル…
右京『はい、もしもし。』
絵美「もしもし絵美です。あの…弥くんが見つかりました。」
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作者名：牡丹一華 | 作成日時：2020年3月28日 18時
