《旧》怪盗Aは立花 彩

☆19☆ ページ21

A「S、私が宝石を持つから」

S「あぁ」

うーん、なんでEのハッキングがさらにハッキングされたんだろう？

S「おいっ、緊急だ。考え事をするな」

分かってるって！

E「あー、あー、聞こえる？」

AS「うん」

E「2人が居る所で大男達は今何人？」

えーっと、

A「15人」

今、超嗅覚を使ったの。

E「A、Sに宝石を渡して！ Aは相手をなるべく倒して、Sの逃げ道を作る。S、どんどん突っ込んじゃって」

了解！

よーし、私の持ってる能力(？)をフルに発揮するね！


大男「怪盗A！ 覚悟だー！」

大男が右手を拳にして肘を思い切り引く。

鳩尾辺りを殴るつもりね。

A「甘いんじゃない？」

大男「！！！」

紙一重で交わして油断した隙に一発殴る！

大男「うっ！！！」

鳩尾辺りを抑えて倒れ込んだ。

1人目しゅーりょー っと！



大男「隙あり！」

後ろから鉄パイプで頭を打とうとする。

そんなの 嗅覚と聴覚で見なくても分かるんだけどね！

☆☆☆☆☆

衣「上手く巻いたんだね」

当ったり前よ！ (当たり前よ)

今はあの大男と戦闘して、上手く敵を巻いたの。それから、○○ショッピングモールから脱出して、さっき最終チェックをした 衣里の家の近くの公園に集まってるんだ。

あ、まだ怪盗ジュエリーズのコスチュームのままだよ。


彩「でも……衣里のハッキング能力の、更に上のハッキング能力を持つ者がいるのは 確かねぇ」

今回はこれが重要なんだよなぁ。

須「一体どんな奴だろ？」

さぁ？

衣「私、自分以外のハッカーに会ってみたい！」

あぁ、天然め！

怪盗のスイッチが入ってる時以外、大体天然。

須「衣里、正気に戻れ。怪盗のスイッチON！ だ」

あ、そんな事言う人初めて見たかも…………



Prrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr

須「誰？」

えっと、スマホスマホ☆

Prrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr

っあ！

彩「ごめん、私！」

衣「誰から？ こんな時間に」

彩「うん、えーっt_______ えーーーーー！」

須衣「どうしたの？／どした？」




彩に電話をして来たのは、驚くべき人物だった__________

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