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*
その中途半端に目を見開いた状態でただただ見つめていたその時、
「は、な、れ、ろ、っつってんでしょうが！！！」
彼女は豪快な頭突きをお見舞い。天月は一瞬で床に伸びた。
……中々にかっこいい性格のようで。
それでも胸の高鳴りは止まる気配を見せない。
……どうやら俺は、年甲斐もなく彼女に一目惚れをしてしまったらしい。
**
数十秒経ち、やっと言うことを聞くようになった体を動かして知らない人だらけの部屋の中を歩く。この空気は苦手だ。うるせえコミュ障拗らせてんだよ。
「……あま〜」
呼び方を少し悩んで上の二文字を使うことにする。これなら違和感ないし。
彼女に近づけば近づく程指先が痺れていく。背中の後ろでそっとつついても感覚がなくて寧ろ笑えてきた。
大きいと思っていた部屋は割と狭く、あっという間に2人がいる所まで着いてしまった。座っている彼女に見上げられてくらりとする。
「……はじめまして」
掠れた声は、やけに変な感じがした。
「初めましてこんばんは、翔太の高校の時の同級生の神崎Aといいます」
「あ、っと、あまの友達の浦田わたるといいます」
名前に覚えがあって首を捻る。少し考えてさっきの電話口で聞いた名前か、と思い出した。あの時から看病してくれていたのか、ありがたい。
「翔太ー？お友達さん来たよー？」
「……だぁれ？」
「……浦田だよ起きろー」
よいしょ、と起こしてとりあえず壁に寄りかからせる。体格の差がつらい……
「ほら帰るよ。1人で立てる？」
「立てなーい！」
「じゃあそこで一生寝てろ」
「酷い！」
ああもうこれだから酔っ払いは面倒臭い。そんなことを考えていたところで、俺の煩悩が悪知恵を働かせた。
「あの、神崎さん、もしこの後用事がなければ、運ぶの手伝ってくれませんか？」
「手伝う、といいますと」
「運ぶのはだいたい俺がやりますけど、それ以外のこととか、あとよろけた時とかに手助けしていただけると心強いな、って」
見ての通りの身長なんで、と自虐してみせる。……どうだ、口説く時間でも貰えれば万々歳なのだが。
「私でよければ、お手伝いします」
「ありがとうございます！」
よっし、作戦通り。
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紅い猫 - えへへへへ･･･にやける()甘すぎてもう私がお菓子になるレベルですね(は？)私的には海のお話が一番好きでした(全部好きだけど)夢主のお友達と気が合いそう･･･えへへへへへ･･･()更新頑張ってください･･･大好きです･･･(唐突) (2020年8月14日 12時) (
レス) id: ab853c85cf (このIDを非表示/違反報告)
まーかー(プロフ) - 絵怜音さん» 返信ありがとうございます(･´ω`･)あと誤字ってましたwごめんなさい！！またお話楽しみにしてます！！ (2020年8月11日 11時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
柴イヌ - あー最高です。お二人とも可愛いですね！本当におめでたい！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: 525b615957 (このIDを非表示/違反報告)
絵怜音(プロフ) - まーかーさん» コメントありがとうございます！あの2人はかしこまろうと頑張っても数分後には元通りになると思いますw かわいいですよね(･´ω`･)あと、この顔文字とても好きです(･´ω`･) (2020年8月10日 7時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
まーかー(プロフ) - ドSカップルシリーズ大好きです！！誕生日でも相変わらずなふたりwめっちゃかわいかった弟子(･´ω`･) (2020年8月9日 23時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵怜音 x他1人 | 作成日時：2020年3月18日 20時
