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放課後に・・・とある教室でカルエゴと神門はマンツーマン授業をした。
その後、カルエゴは神門の学力を知るためにテストを行った。
カルエゴ「(どれも文句無しの満点・・・。これ程の学力があるにも関わらず、何故授業にでないのか・・・。)」
机に頬杖をついて、茜色の空を眺めている神門に目を向けるカルエゴ。
そして、また、答案用紙に目を戻す。
カルエゴ「(使い魔は猫又・・・か。特に問題無し。)」
実技も行ったが特に問題点はなかった。
【鈴木 神門】についてまとめたファイルを片手にカルエゴは椅子から立ち上がる。
カルエゴ「貴様の実力はわかった。今日はここまでだ。もう帰れ。」
カルエゴの言葉に黙って立ち上がり、カルエゴから貰った真新しい教科書の入った鞄を持った神門は教室の扉へと足を向けた。
そして、一度カルエゴの方を見て、口を開いた。
『また明日・・・。』
カルエゴ「あぁ・・・。」
────次の日────
カルエゴは自クラスへと歩いている時の事だった。
視界の端には、あの木の根元で本を読んでいる神門の姿が映った。
ふと、神門が顔を上げると、目が合った・・・気がした。
カルエゴ「・・・ッ!」
カルエゴが目を逸らし、また神門に目を向けると、神門は本に目を向けていた。
──放課後──
「エギーせんせ〜い!!」
聞き覚えのある声にカルエゴは顔を顰めた。
「煩いぞ、ウァラク!」
「クララもアズ君も元気だね。」
更に怒声と呑気な声・・・。
すぐさま、その場から立ち去ろうとするカルエゴに女子生徒が突進した。
「ドーン!!」
「クララ!!」
青髪の男子生徒が女子生徒─ウァラク・クララ─の名を叫ぶ。
クララ「入間ち、あたしは大丈夫!!」
クララは青髪の男子生徒─鈴木入間─に向かって、ピースサインをしながら、元気よく喋る。
が、
カルエゴ「・・・。」
ぶつかられたカルエゴは意識を飛ばし、倒れていた。
アワアワと焦る入間。
キャッキャッキャッキャッと、はしゃぐクララ。
「入間様、このまま放っておきましょう。」
問題発言をする者が一人。
入間「いや、駄目だよ?!取り敢えず、運んで寝かせないと・・・。」
「そうですか・・・。」
落ち込むピンク色の髪の男子生徒─アスモデウス・アリス─は落ち込む。
そんなアスモデウスを余所に入間はカルエゴをどう運ぶかを考えた末・・・。
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日暮(プロフ) - レノアさん» コメントありがとうございます!土日には更新しようかと思っております。 (2020年6月5日 0時) (レス) id: 44e6a8a47b (このIDを非表示/違反報告)
レノア - 面白いです!なんかハリポタの魔法なの好きですw更新頑張ってください!応援してます! (2020年6月4日 23時) (レス) id: 72669b7e89 (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - 白玉の星さん» コメントありがとうございます! (2020年4月26日 16時) (レス) id: 9f01a719c1 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - 面白いです!イジメてたやつ許すまじ… (2020年4月26日 16時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
日暮(プロフ) - みゅーとさん» コメントありがとうございます!更新これからも頑張ります! (2020年4月18日 14時) (レス) id: 9f01a719c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:骸 x他1人 | 作成日時:2020年2月24日 10時