29.冀望 ページ29
Aside
「こちらこそよろしくお願いします」
話がまとまろうとしていた時だった
「なにそれ!面白そうじゃない〜!!
私も絶対行く!!」
「松本…!?
Aの穴はだいぶ痛手なんだぞ、分かってるのか!?」
「えぇ〜??でもぉ…」
「…取り敢えず総隊長にAさんが参加してくれること伝えて、乱菊さんのことも聞いてみますね」
その場は阿散井副隊長の機転でなんとか話が終わったが、もう一波乱ある予感がする
それから少ししてまた阿散井副隊長が十番隊舎にいらっしゃった
「…総隊長はなんておっしゃってたんだ」
神妙な顔で副隊長に問いかける日番谷隊長
「実はあの後弓親さんも『僕も絶対行く!』って言い出して…
日番谷隊長を引率とするなら仕方なく許可するって感じでした
それから総隊長から
"
とのことです」
「やったぁー!!!よろしくお願いしますね、たーいちょ!」
乱菊さんはにこにこだ
「なんでこうなるんだ…」
隊長は頭を抱えている
「隊長、私直ぐに支度をして四席以下への仕事の引き継ぎ、他隊の方々へ仕事を分担してもらえないか等の交渉に行ってきますね」
「…A、ありがとう」
「変わりにと言っては何ですが、一つだけお願いがありまして……」
個人的な事情であることは分かっている
それでも現世に行くのならば
黒崎一護の近くにあの人はいるはずだから
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