23.慚愧 ページ23
Aside
あの後、尸魂界は事件の処理に追われていた
もちろん十番隊の三席である私も例外ではなく、隊長の穴が空いた3つの隊の事務処理など大忙しだ
乱菊さんは仕事中にぼんやりと何処かを見つめることが多くなった
幼馴染であるふたり日番谷隊長と雛森副隊長が仲違いをしてしまう姿を見て、乱菊さんと市丸隊長には絶対同じ思いをさせたくなかったのに
あの時も、今回も
なんで、私はいつも遅い
「…バカみたい」
そう呟いた乱菊さんに向かい、いつのまにか執務室に戻っていた日番谷隊長が
「誰がだ?」
と怪訝そうな顔で言った
「それAに言ったんじゃねーだろーな?
席次は違くても大先輩なんだぞ!?」
「や、やだなぁそんなことあり得ないですよ
それよりもびっくりして危うく胸がこぼれるとこだったじゃないですか…」
「どういうビックリのしかただ?」
若干日番谷隊長に引かれている乱菊さん、ちょっと面白い
「お前とAに客だ」
呆れながら隊長は後ろを指差す
「…吉良副隊長?」
「あの…松本さん、Aさん…」
どうやら吉良副隊長はあの時の事を気にしているようだった
「…食べてく?蕎麦饅頭」
そんな彼に乱菊さんが問いかける
そういう乱菊さんの優しいところが大好きだ
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原作のままだとNGワードあったので勝手ながら変更させていただきました
また一部文がおかしいと感じるところがあるかもしれませんがそのままでお願いします
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