22.天 ページ22
Aside
「…!離れろ砕蜂!!」
夜一様がそういった次の瞬間
…!!!
馬鹿な、これは…
ギリアンは何体いるのだろう
いやまだ奥に何か嫌な気配が…
「…ちょっと残念やなあ…
もうちょっと捕まっとっても良かったのに…
さいなら、乱菊、Aちゃん
ご免な」
市丸元隊長も光に包まれ、乱菊さんが彼に近づけなくなったかと思えば、ふいにそんな風に何処か切なげな表情で彼は言った
「あの光は
あの光に包まれたら最後、光の内と外は干渉不可能は世界に隔絶された世界になる
あの光が降った瞬間から藍染には最早触れることすらできんとな」
総隊長がそうおっしゃった
つまり彼らは
「地に堕ちたか、藍染…!」
「…傲りが過ぎるぞ、浮竹
最初から誰も天に立ってなどいない
誰も、僕も、神すらも
だがその耐え難い天の座の空白も終わる
これからは私が天に立つ
さようなら、死神の諸君
そしてさようなら、旅禍の少年
人間にしては君は実に面白かった」
浮竹隊長の言葉にそう返した藍染は、市丸元隊長、東仙元隊長と共に姿を消した
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