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17.戦慄 ページ17
Aside
その後は様々な後処理の業務を行っていた
すると雛森副隊長につきっきりだった日番谷隊長が執務室に戻ってきた
「……松本、A ついてきて欲しいところがある」
そう言われて到着したのは、
全滅していた中央四十六室だ
信じられない眼の前の光景に戦慄する
「なぜ…!?」
「…血が乾いている…
黒く変色してひびわれるくらいに…」
日番谷隊長が冷静にこの状況を考えている
「…それならば、殺されてしまったのは昨日今日の話ではありませんね」
いつだ
いつからなんだ
阿散井副隊長が旅禍に負け、戦時特令が発令された
それ以降はこの中央地下議事堂は完全隔離状態であり、
誰一人として近づくことさえ許されなかった
そして今日私達がここへ入る前、防壁はすべて閉ざされたまま
何者も侵入した形跡はなかった
となると殺されたのはそれよりも前…!?
「まさか私達には伝えられていた四十六室の決定は全て…」
絶句する私の横で隊長が言う
「あぁ、偽物だ…!」
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