第８７話 ページ42
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俺のもんだ……俺のもんだ……？？？
それが告白の返事になっている事に気付いたのは3分後。3分間私はフリーズし、意味がわかった瞬間口から魂が出そうになった。
……OK、ってことだよなぁ。とぼんやりとした頭で考える。
なんだろう、このむずむずした感じ。嬉しいんだけど恥ずかしい。
私の頭を占領する陣をチラリと盗み見し、赤い顔を俯かせてポツリと呟いた。
『……えーと、その』
『好き、なんですか』
私のこと。
頭上から「……はぁ」というため息が聞こえる。……ため息多いぞ、この。
しかし、それは陣が私について悩んでくれているということ。それがなんだか嬉しくって、頬を緩ませた。
ごめんね、私恋人にするときっと、滅茶苦茶めんどくさいよ。
ごめんねーと心の中で謝っていると、陣は「こっち向け」と指図した。へいへい、顔赤くてもいいんなら。
おじさん心になりつつ陣を向けば、陣はほんのりと口元を緩め「愛してる」と言った。
『ちょっとまって、むりAちゃんノックアウト……ベル鳴らして……陣がかっこよすぎて死にそう…』
早く、と急かせば、馬鹿かと頭をチョップされた。
痛いんだけど、その痛みもなんだか柔らかくてえへ、えへへと笑ってしまう。気持ち悪いぞ自分。
『じゃあ陣、折角のトロピカルランドだし…楽しもうよ』
前みたいに。
ニコッと笑うと、陣は「もう楽しんでるじゃねぇか」と呆れながらもベンチから立った。
ん？ポップコーン、美味しいね。
『やっぱり、付き合うなら沖矢昴、拝むならジンって思ってたんだけど』
『陣がかっこよすぎたので、付き合うなら陣、拝むならジンってことで！』
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ccndayo(プロフ) - はあ。。素敵すぎました。途中で涙が笑 (2021年1月6日 2時) (
レス) id: 625a5cfc03 (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - 幸せでした…尊いをありがとうございます…しゅき… (2020年5月26日 19時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 涙がボロボロと、止まらなかったです…凄く良い作品、ありがとうございました…( ；∀；) (2020年5月4日 10時) (レス) id: c930be9ed1 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか？ (2020年2月12日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございますm(_ _)mこれからも素敵なお話を作ってください！ジン様好き〜〜〜！ (2019年11月23日 0時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あると | 作成日時：2019年6月25日 2時
