第５１話 ページ5
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コナン君たちに別れを切り出した私は、もう何も考えず大学にも行かず、ただ自分の部屋でぼーっとしていた。
ろくに食事もしてないのにお腹もすかない。
重症だなぁと、明日に迫った東都水族館のニュースを見つめる。
私の命の軽さは尋常じゃないだろう。
だって、私はイレギュラー。ここに生まれてきた命じゃないんだもん。
異物混入、お前は帰れ。
んまぁ、そんなもんだよね。
無駄に分厚くなった4つの封筒。
宛先を書いたから、しっかりみんなに届くといいな。
静かに封筒にキスをし、目尻に涙を溜めた。
そうして私は、死んだようにその場で意識を失った。
＊＊＊
ああ、何もしなくても朝は来るんだなぁと初歩的なことを考えた。
そりゃそうだ。来ない日などない。
もう、私には明日が見えないけれど。
妙にすっきりとした目元に、「これが最後の晴れ舞台だ」と言われた気がする。
化粧のノリも良く、二重もくっきりだ。
珍しいなぁと思いながらマスカラを塗った。
春らしい淡いピンクのチュールトップスに白色のスキニーを履き、普段あまり使わない全身用鏡の前でむむむ、と唸った。
髪の毛はゆるーくみつ編みにし下ろす。珍しくシルバーのイヤリングも付けてみた。
ブルベ用の青みピンクが可愛い春リップを付けてにっこり笑う。よし、みんな私に惚れる(自信の鼓舞し方)。
えくぼは恋のなんとやら。それがあったらもうちょい可愛かったかも。なんて朝っぱらからない女子力をふんだんに使う。
時間を見ればもうすぐ開演時間で、やばっと呟き家を出た。
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電車でゆらゆら揺られて３０分ほどで着いた。
トロピカルランドのときは陣の車に乗ったなぁ、やっぱりたばこの匂いがした。陣はヘビースモーカーだし、もう匂いも慣れっこかも。
懐かしいなぁ、と思いながらチラリと入場し終わった私はベンチに座るオッドアイの彼女ｰｰｰｰｰｰｰｰキュラソーを盗み見た。
この分だとまだコナン君たちに見つかっていないよう。
キュラソーが見える立ち位置へ移動し、監視が始まった。
わー、なんだか私すごく今こなんず世界を生きてる。
それから５分後ほどで哀ちゃんとコナン君が来た。
そのまま少年探偵団に連れられ、キュラソーはどこかへ行った。
まぁ、原作がわかる私にはどこに行っても分かるのだけど(キモ)
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ccndayo(プロフ) - はあ。。素敵すぎました。途中で涙が笑 (2021年1月6日 2時) (
レス) id: 625a5cfc03 (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - 幸せでした…尊いをありがとうございます…しゅき… (2020年5月26日 19時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 涙がボロボロと、止まらなかったです…凄く良い作品、ありがとうございました…( ；∀；) (2020年5月4日 10時) (レス) id: c930be9ed1 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか？ (2020年2月12日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございますm(_ _)mこれからも素敵なお話を作ってください！ジン様好き〜〜〜！ (2019年11月23日 0時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あると | 作成日時：2019年6月25日 2時
